重心通所さくらオープン

6月16日(日)

佐倉市山崎にある生活クラブ風の村に重心通所さくらが開設。
オープニングイベントにお招きいただき、お邪魔した。

初めに、風の村理事長である池田徹さんからご挨拶
重心さくら

この施設は、重症心身障害者(略称:重心)を主な対象とした生活介護
事業所になる。
今から約10年前、四街道特別支援学校に通う子どものお母さん二人が
クローバーの会をつくり、卒業後の子どもたちの居場所づくりに
奔走してきた。
このクローバーの会の要望を受ける形で重心通所さくらが実現した。
「まさに10年来の努力が実を結んだ」とクローバーの会の代表で
元四街道特別支援学校教員の松浦さん。

施設長となる竹内さんからはこれまでの試行錯誤についてお話があった。
この2年間、佐倉市の障害福祉課や地区社協の方々も入った準備会で
21回の話し合いを積み重ねてきたとのこと。
それと並行して5箇所の施設見学や地区社協への啓発活動なども行い
地域に開かれた施設をめざしてきた。

3つのコンセプトについても、語られた。

1.生活の質を高めることを目的とした施設
・本人の生活の質(本人支援の係り)
・人との関係における生活の質(共感と共有)
・社会との関係における生活の質(社会参加)
2.医療と福祉が連携した施設
3.みんなでつくる施設

写真を写すことも忘れ、竹内さんのお話に聞きほれていたのだが、
達成感と安堵が入り混じったような優しい笑顔が印象的だった。

セレモニーの最後は、くす玉割り
くすだまわり
垂れ幕の中から、「みんなでつくる」と力強い文字が出現!

その後、思いがけずワーカーズ「マドレーヌ」の皆さんが心をこめて
つくってくださったお料理をごちそうになる。
ワーカーズマドレーヌ
お囃子に合わせて獅子舞も登場

施設で生活する子どもたちの表情も嬉しそうだったが、何よりもお母さん、
お父さんたちの笑顔が眩しかった!
さぞかしこの日を心待ちにしていたことか。

模擬店コーナーでは、毎週自宅に届けてもらっている有機野菜を
つくっている吉竹農園の吉竹さんと思いがけず、初対面。
先週配達されたおばけズッキーニの話で盛り上がる。
この方の笑顔も素敵だった!

君津の児童養護施設をはじめ、社会的にいま最も必要とされている事業を
着々と実現させている生活クラブの皆さんに心から敬意を表したい。
これからもご教示のほどよろしくお願いします。