指定廃棄物一時保管所へ

2月6日(木)

朝8時に家を出て、JR布佐駅にある手賀沼終末処理場へ。

寒いなか、本庁から案内にきてくださった資源循環課の職員の方々と
駅から15分ほど歩くと、白いテントが見えてきた。
手賀沼1

まず初めに8000ベクレルを超える下水道汚泥の保管所を見学
下水道汚泥1

19棟のテントが設置されているが、使われているのは3棟のみ。
390t保管されている他、敷地内の建物に160t、合計550tある。
指定廃棄物8000ベクレル以下の汚泥は昨年2月から10tトラックで
1、2台分ずつ県内の管理型処分場に搬出されているとのこと。

テント内の様子
下水道汚泥2

次は、焼却灰の指定廃棄物保管所へ。
焼却灰1

同じく手賀川に沿った手賀沼終末処理場の敷地内にあるが、
我孫子市と印西市にまたがる2haのところに保管されている。
焼却灰2
図面で黄色の場所(赤い端線は、市境)

場内に入って歩いて行くと、何やら黒ビニールの土嚢が見えてきた。
焼却灰3

保管所前に到着
焼却灰4

ここには、柏、松戸、流山の3市で焼却したゴミの灰が保管されている。
まず初めに見たのが、柏市のテント
焼却灰5
入口で空間放射線量を測定すると、毎時0.48μシーベルトの値

焼却灰6

少し離れたところでは、0.29μシーベルト

次は隣にある流山のテントに移動
流山焼却灰1
こちらの線量は、入口付近で0.26μシーベルト

少し離れた位置で測定すると、0.19μシーベルト
この線量の違いからも分かるが、柏の焼却灰は流山や松戸の2倍程度
値が高いとのこと。
流山焼却灰

今年1月末で526tがこちらのテントに保管されている。
内訳は、松戸市52t、柏市296t、流山市178t。
保管期限は26年度末だが、最終処分場の場所はまだ決まっていない。

現在、検討段階で、国は近々千葉県の選定方針が示すようだ。
もちろん県内市町村からは、到底受け入れられないという声が多く
あがっている。

昨夏には焼却灰が入っているフレコンパックを接着剤や熱圧によって
密閉するため、たいへんな作業が行われたとのこと。
作業員の健康被害も気になるが、周辺住民の方々の心配も尽きないこと
だろう。

流山焼却灰2

福島から遠く離れたわが千葉県でも、原発事故が引き起こしたさまざま
な被害に住民も行政も苦しめられている。
こんな状況を直視すれば、原発再稼働など二度と考えられないはずだ。

吹きさらしの一時保管所で心も身体も冷え込み、重い足取りで県庁へ。
午後から夕方まで、びっしり2月議会の議案説明を受けた。
どっと疲れた一日だった。

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