戦争させない!憲法まもろう!

12月20日(日)

先週18日(金)に県議会が閉会。
最終日の本会議では、以下2つの発議案についての討論を行いました。

・安全保障法の採決強行に抗議し、法の廃止を求める意見書
・辺野古新基地建設工事の即時中止を求める意見書

翌19日(土)は、立憲主義がないがしろにされ、違憲立法が強行採決された日。
いわゆる月命日であるこの日は、全国各地でさまざまな抗議活動が
行われました。
私たち自治体議員立憲ネットワークのメンバーも、午後2時から千葉駅
クリスタルドーム前で街宣活動。

千葉駅街宣1

「戦争させない!憲法まもろう!」
作りたての旗を掲げ、リレートークをしながら、チラシを配りました。

老若男女たくさんの人々が行きかう街頭でしたが
何人かが立ち止まり、話しかけてくださいました。
いずれも「アベ政治にNo」の意思表示でした。
国民は、9月19日の強行採決を決して忘れてはいないのです。

終了後、流山、鎌ケ谷、船橋、市原、佐倉のメンバーと一枚
千葉駅街宣2

期せずして、旗の色と連動して統一感のある色合いの一団でした。
分かりやすい言葉で今の危機的状況を伝えていくことが大切と改めて
実感しました。

そして、今日20日(日)は、四谷のプラザエフへ。
自治体議員立憲ネットワークのメンバーが全国各地から集まり
臨時総会を開き、終了後は「地方から参議院選挙を考える」シンポジウム
を開きました。

野党各党から「立憲主義をまもるという一点で一致団結しよう!」との
決意が語られ、その後はいま注目のパネリストの方々から
熱いメッセージが続きました。

どの方の発言も一つひとつが重く、決して楽観視できない状況にも
かかわらず、元気が出るものでした。
まずは、お一人ずつ最初のコメント。

トップバッターは、ご存じ小林節さん。
小林節さん

・かつては改憲論者だったが、どんなにいい憲法を作っても守らなければ
意味がないので、いまは改憲に関心がない。
・それよりも、選挙で勝ってアベを追い出す。
・主権者は国民なのに。雇われマダムが王様のごとく振る舞っている。
・選挙キャンペーンは、単純な方がいい。「議会制民主主義が壊される」
これだけで十分一致できる。紙切れ一枚で革命できる、これしかない。

おなじみ憲法の伝道師、伊藤真さん。
伊藤真さん

・三権分立が事実上成り立っていないが、ひとり一人をどう大切に
していくのか。
・日本国憲法の特徴の一つは地方自治を保障していること。
・民主主義の学校ではなく、その実践こそが求められている。
・憲法前文には、「自由と人権」「二度と政府(国・国家ではなく)に
戦争をさせない」と明記されている。
・憲法の権利を使い倒す責任がある。

シールズの諏訪原健さん。
諏訪原さん

・内輪の外の人たちにいかに広く伝えられるかの工夫が必要。
・今度の参議院選がどういうものなのか。アベ政権に対する対抗軸を
作り、見せていくポジティブな政策が必要。
・空中戦ではなく、地方議員は地域の特定の課題等のアプローチ
で市民と共同し、空気感を変える役割があるのではないか。

沖縄県議の仲村未央さん。
DSCN8800.jpg

・辺野古新基地建設反対という沖縄の民意を総がかりで踏みつぶす
安倍政権に黙っている国会議員が理解できない。
・地方自治の弾圧は、決して他人事ではないはず。
・沖縄では、辺野古問題で野党共闘を実現してきた。
・地方自治の現場から世論を変えていくことができる。

法政大学教授の山口一郎さん。
山口二郎さん

・能動的な市民をどうつくるのか?
・政党デモクラシーの危機を感じる。市民が動き、政党が従うのがいい。
・およそ自由と立憲主義と反する独裁者アベに危機感を感じ
理論ではなく実践する人々が増えてきている。

午後4時過ぎまで休憩なしの白熱した議論が行われました。
全てご紹介できませんが、久し振りに勇気づけられる素晴らしい
シンポジウムでした。
明日からの活動の活力が湧いてきます!!