脱原発の思いを新たに

11月13日(日)

先週6日(日)は、西志津ふれあいセンターで議会報告会。
市議3人と合同開催のため、持ち時間30分は話す方も聞く方も消化不良。
決算審査の時間をやりくりして準備したパワーポイントもあっという間に
役目を終えてしまいました。

議会報告会

週明けの7日(月)8日(火)は、決算審査の続き。
農林水産部、健康福祉部、労働委員会、病院局、環境生活部、
そして議会事務局の順番でした。
決算審査特別委員会も残すところあと1日です。

9日(水)は印旛保健所の運営協議会に出席。
精神保健事業、結核予防事業、監査について、事前質問を出し
丁寧な回答をいただきました。

10日(木)は、市民団体から県への要望書(福島からの避難者の住宅支援)
を代理で提出し、その後、水道局、商工労働部に決算審査の資料請求。
11日(金)は、12月議会の議案説明を会派メンバーで受けました。

あっという間の1週間でしたが、忙中閑あり。
佐倉の小さい秋をしばし楽しみました。

くらしの植物苑
訪れたのは、歴博のくらしの植物苑

開催中の「伝統の古典菊」展を観賞してきました。

江戸菊
まだ開き始めの「江戸菊」

嵯峨菊
こちらは「奥州菊」

佐倉の彗星
佐倉の彗星は?

佐倉の彗星2
何ともシックな姿でした。

佐倉城址公園自由広場
銀杏並木
銀杏並木の紅葉が見事でした。

そして、昨日12日(土)は千葉県弁護士会主催のシンポジウム
「もう原発は要らない~被害者の声を聞いて」に参加。

福島原発事故後、原発事故にかかわる裁判に集中して取り組んでいる
いわき市の広田次男弁護士が講演にきてくださいました。

広田さんは、3.11前まで1都5県で一斉に提起した八ッ場ダム住民訴訟
の弁護団事務局長として、全体の裁判の陣頭指揮を執り
私たちも大変お世話になった方です。
原発事故後はこの問題に集中するため、事務局長を栃木の大木弁護士に
変わり、原発事故に向き合ってこられました。
この日の司会進行を務めた及川弁護士の紹介にもあったように
ユーモアにあふれ、心温かい人柄は多くの人から尊敬され、頼りになる
弁護士の中の弁護士です。

広田弁護士
広田次男弁護士

40分弱のご講演は時には笑いも交えて、心に響く言葉ばかりでした。
原発裁判では、自死事件、危険手当訴訟、賠償訴訟等々、あらゆる事件を
扱っているが、「廃炉」については裁判で取り上げないとのこと。
それはなぜか?
この問題は市民運動で決着をつけるべきと考えるからだと広田さん。
原発事故で問われているのは、この国のあり方であり、
それに関与する個々人の生き方だと訴えます。
将来世代に対し、後ろめたい生き方はしたくないと静かに熱く語った言葉に
会場の参加者の思いがひとつになりました。

講演終了後の休憩時間のこと。
「久しぶり。県議選の時、ずっとテレビで開票結果を見ていたよ。
良かったねー。」と広田さんから声をかけられ、
お話しすることができました。

思い返せば、12年間の八ッ場ダム訴訟は山あり谷ありでした。
しかし、この間、たくさんの尊敬できる方々と出会うことができました。
これは、私の大きな財産です。
そして、この日は尊敬する広田さんとの嬉しい再会になりました。

福島のふるさとを奪われ、千葉の地で避難している原告47人が
2013年千葉地裁に提起した福島原発被害千葉集団訴訟は
来年1月31日(火)に結審を迎えます。
これまで22回の審理が続けられ、全国で2番目となる判決が
出されようとしています。

公正な判決を求めて署名活動が行われています。
10万筆を目標にしていますので、ぜひご協力ください。
近々、HPにアップします。
よろしくお願いいたします。

千葉裁判・原告弁護団
千葉集団訴訟の原告・弁護団の皆さん

原発のない社会に向けて、大きく声を上げていきましょう!