ノーベル平和賞ICAN川崎哲さん講演会~世界から核兵器をなくすために

午後2時からホテルポートプラザちばで「核兵器廃絶をめざす千葉の会」が川崎哲さんの講演会を開催。
私は受付を担当しましたが、開会の1時間前から続々と会場に人が集まり、期待が高まります。

ノーベル平和賞ICAN川崎哲さん講演会

ノーベル平和賞ICAN川崎哲さん講演会

オープニングは八千代市の小谷孝子さんがご自身の被爆体験を腹話術であっちゃんと語りました。
戦争は命の奪い合い、普通の平凡な生活ができることが平和なんだよと子どもに語りかけ、平和を考える種まきをしているとのこと。
保育士さんのキャリアがにじむ優しい語り口でした。

続いて日本原水爆被害者団体協議会の児玉みちこさんが核兵器廃絶国際署名の呼びかけました。
2020年までに数億筆を国連に提出することをめざし、この千葉県では60万筆、人口の1割が目標とのこと。
まだ13万筆にとどまっています。

ノーベル平和賞ICAN川崎哲さん講演会

メインスピーカーの川崎哲さんからはピースボートの活動家。
昨年7月に核兵器禁止条約が国連で採択されるまでの経緯が語られ、知られざるストーリーをたくさんお聞きしました。
特に日本の被爆者、市民、NGOの発言、活動が国際社会を動かしたという事実に勇気づけられました。

朝鮮半島の非核化も関係国が条約に批准し、南アフリカの先例に学べば具体的な道筋が見えるとのこと。
核兵器禁止条約に賛成した国は122か国で全体の3分の2と圧倒的多数。
署名したのは59か国うち批准に至っているのは現在、10か国とのこと。

ところが、日本は唯一の被爆国で今も被爆者が苦しみ声をあげているにもかかわらず、無視しています。
この政府の姿勢を変えるべく市民社会の力、千葉県民の声で動かしていきたい!
会場の参加者の思いが一つになりました。
この輪を地域から地方から広げ、大きなうねりにしていきたいと思います。
署名活動などご協力ください!

ノーベル平和賞ICAN川崎哲さん講演会