経済産業大臣への知事意見—蘇我地区の石炭火力発電新設計画に対して

環境生活警察常任委員会を傍聴。
会派同僚の藤代委員が君津の最終処分場拡張計画、鴨川の巨大メガソーラー発電、鋸南町の汚染土壌埋め立て、佐倉の再生土埋め立て等々の問題について質疑しました。

それにしても千葉県は産廃のゴミ捨て場と化しています。
今に始まったことではありませんが、千葉県の環境行政は本当にこれでいいのでしょうか?

そのような中、ほんの一筋の光を感じさせることがありました。
現在、千葉市中央区蘇我地区で石炭火力発電の新設計画が進められ、環境アセスメントの第2段階にきています。
地球温暖化にも逆行し、石炭粉塵や数々の有害物質を撒き散らし、空も海も汚すトンデモナイ計画に対し、地域住民と環境NGOが精力的な反対運動を展開してきました。

市民ネットのメンバーも中心的役割を果たし、環境影響を審議する委員の方々にも働きかけ、実情を訴えてきました。
その甲斐もあって、先週29日(金)に経済産業大臣に提出された千葉県知事の意見には、環境影響を最大限与えないようにする手立てが不十分であるという趣旨の内容が書き込まれたと思います。
県の審議会では、事業者から環境影響方法書が出されて以降5回審議されましたが、熱心な議論が続けられてきたと思います。
私も最後の審議会を傍聴しましたが、その時の意見はほぼ今回の知事意見に反映されました。
担当部局の取りまとめも大変だったと思います。

先日の一般質問で私は「事業者に計画の見直しを求めるよう知事は表明すべきだ」と主張しましたが、残念ながら踏み込んだ答弁はありませんでした。
後は経済産業大臣がどう判断するか?
まだまだ予断を許しません。
引き続き声をあげていきます!

気候ネットワーク設立20周年記念フォーラム(写真は2018年6月10日「気候ネットワーク設立20周年記念フォーラム」より)