「国内避難民」

国内避難民

福島原発事故から7年が経過しましたが、未だに被災者・避難者の権利回復には至らず、不安定で厳しい生活を余儀なくされています。
特に区域外とされている自主避難者については、昨年3月末に住宅支援が打ち切られてしまいました。

私も避難されている方々が路頭に迷わないよう
千葉県内で避難生活をしている当事者の方々と県交渉を重ね、県営住宅への避難者枠を設定する条例改正につなげてきました。
しかし、タイミングが遅れて入居数はわずかに留まりました。

今日の午前中は、国連の国内避難民に関する指導原則についての院内集会に参加しました。
国内避難民とは誰のことか?
国際社会では福島原発による避難者を国内避難民と認定しているとのこと。

国連人権理事会で演説した森松明希子さんからの報告をお聞きしました。
大阪で母子で避難生活を続けているが、日本政府は原発災害被災者の生活支援や人権回復の施策をまったく実施していない窮状を訴えてきたそうです。

集会には外務省の緊急・人道支援課や人権人道課の職員さんも参加され、国連が原発事故関連で出した勧告をフォローアップしていくと表明。
私たち市民もフクシマを風化させないよう声をあげ、国内避難民の人権回復に向けて行動していかなければと気持ちを新たにしました。

国内避難民