私学振興大会へ

10月12日(土)

昨日は健康福祉常任委員会があり、保健所で起きた結核事務のコンプライ
アンス違反への対応の杜撰さが明らかになった。
5月に内部告発を受けて調査が行われたが、それ以前に実施された国の
事務監査でも同様の法令違反があるとの指摘を受けていた。
国に対して指摘事項への改善に向けた報告書が出されていたが、実際は
改善されていなかったということである。
それは何故なのか?

責任ある立場の人が問題が起きた根本的な原因を究明し、具体的な解決策
を示さず、先送りしてきたためではないだろうか。
また、現場においても結核という感染症に対する理解の低さ、つまり
結核は過去の病ではなく現在においても恐ろしい病気であり、感染拡大
を防ぐためには患者の人権、自由をも制限しなければならないという
重大事を扱っているという認識にかけた職員がいたということではないか。

庁内にコンプライアンス基本指針があるとはいえ、行革サイドの話を聞い
ても、実際の運用についてはまだまだ疑問があると言わざるを得ない。
保健所は公衆衛生にかかわる許認可をはじめ私たち県民の日常生活の要と
なる重要な事務を行っているところだ。
今回のことを機に、保健所のあり方を注視していきたいと思う。

今朝は9時30分からさくらネットの運営委員会。
午後からは幕張メッセで行われた千葉県私学振興大会へ出席した。
例年他の行事と重なっていたので、今回が初参加である。
会場は千人を超える私学関係者であふれていた。
幕張メッセ

授業料をはじめ保護者負担の公私格差は依然として大きい。
高校授業料無償化に伴い、私学でも公立と同額の就学支援金が支給され
ているが、これも自公政権になり、所得制限が設けられる予定だ。
また、千葉県では今年度、ようやく私立高校への経常費補助額が全国平均
並みになったが、授業料の他にある年間数十万円の保護者負担は残されて
いる。

我が家の息子たちは今のところ国公立できているが、それでも教育費は
ばかにならない。
私自身は私学にもお世話になり、私学ならではの建学の精神に基づいた
教育をユニークなカリキュラムによって受けてこられた。
私学の良さ、強みも十分に感じている。

私立公立に限らず、お金のことを気にせずに子どもが学びたい学校を
自由に選択することができれば、理想だ。
今日の大会には超党派の議員がおおぜい参集した。
来年度予算に向けて、千葉県議会でもさらに前に進めていきたい。