中核地域生活支援センター20周年/一般質問勉強会
明日11日(水)から9月定例県議会が開会します。
今議会では9月24日(火)13時から一般質問に登壇することになりました。
昨日の午前中は執行部との勉強会、今日は資料収集や政策研究。
質問の大項目は8程度になるかと思いますが、県議会で初めて取り上げる政策テーマが2つほどあり、県側はどの部署が主に担当するかで揉めている?難航しているようです。
従来の縦割り行政の頭では、部局横断的な政策課題への取組は確かに難しいと思います。
でも、市民・県民目線からは、県行政はひとつで内部事情など関係ありません。
そういう意味では、昨日開かれた千葉県中核地域生活支援センター大会は感動的でした!
記念すべき20周年のテーマは「原点を語る・未来を描く」。
熊谷知事のご挨拶に続き、澁澤茂連絡協議会会長からも、福祉の現場、その最前線で当事者を真ん中に、県との協働で歩んできた20年間が語られました。
今でこそ困窮者自立支援や重層的支援、困難を抱える女性支援などが根拠法の成立によって制度化し、自治体が事業として行っています。
千葉県では20年前に中核地域支援センターを設置し、縦割りを廃し「いつでもだれでも困った人を受け止める」対象横断的・24時間365日の相談支援体制を国の法律や制度に先んじて行ってきました。
千葉県の中核地域生活支援センター事業がモデルとなり、国の法律や制度を創ってきたといっても過言ではありません。
実際に国の制度設計に千葉県内の福祉のエキスパートが関わってきました。
鼎談「健康福祉千葉方式を振り返る~誰もがありのままにその人らしく暮らすために~」では、社会福祉法人生活クラブ風の村の池田徹特別常任顧問、県身体障害者福祉事業団の横山正博理事長、植草学園大学の野澤和弘副学長により、中核地域生活支援センターの誕生秘話が明かされました。
当時の県知事だった堂本暁子元知事は、体調不良で欠席されましたが、タウンミーティングや夜の県庁で当事者を中心に熱い議論で創り上げられた様子が伝わってきました。
第2部は「私たちが大事にしたいこと~これからの10年を考える」
障害のある方の相談機関、市社協など、多様な福祉の現場で働く若手・専門職の皆さんによるクロストーク。
福祉や当事者に向き合う姿勢や悩み、めざす姿などが語られ、一生懸命で真っすぐな気持ちが伝わってきました。
20年前に千葉県が起こした福祉革命のスピリットを受け継ぎ、「だれもがありのままに自分らしく生きることのできる」社会の実現に向かって、若い力で新たな千葉の時代を切り拓いてほしいと思います。