公共事業チェック議員の会・八ッ場ダムヒアリング
今日は久しぶりに永田町へ。
八ッ場ダム事業の安全対策について、立憲民主党の初鹿明博衆議院議員がセッティングした聞き取りに参加しました。
これに先立ち、地質の専門家が八ッ場ダム本体や周辺代替地の地滑り対策が余りにも杜撰だと指摘し、国交省に質問書を提出していました。
しかし、これに全くと言っていいほど答えていない国交省。
そこで今回は直接、水管理・国土保全局治水課に説明を求めたのでしたが、埒があかない状況でした。
安全対策に不安がないと言うのであれば、その根拠資料をしっかり示し、説明すべきです。
しかし、担当者らは資料があるかどうかも明言できず、ひたすら「技術的な指針に基づき安全確保する」の一点張り。
オウム返しのやり取りでしたが、改めて個別具体的な資料を出すように要求し、2時間に及ぶヒアリングを終えました。
私は巨額の負担金を出し続けてきた下流都県の立場から、追加対策工事が生じた場合の県負担について言及。
これについても、誠意のない返答しかありませんでした。
必要性を失ったダム建設に巨額の血税を投入することは言語道断ですが、地元住民はダム推進を余儀なくされた上に移り住む代替地の安全性も担保されていないとしたら?
現地の方々の命や暮らし、人権問題という視点で国交省は真摯に取り組むべきです。