大反響!田中優さんの学習会

6月県議会が先週金曜日8日に終了しました。
議会の終盤に夏カゼを引いてしまい、のどと鼻を直撃。声が出なくなったりしたので、毎晩ひたすら早く寝るなど防衛策をとり、なんとか乗り切りました。というわけで、長らくブログをお休みしていた次第です。

6月議会の報告については、早速、議会速報をつくりましたので、そちらをご覧いただければ幸いです。近々さくらネットのHPにアップされる予定です。
今朝はネットのメンバーと共に、ユーカリが丘の駅頭で速報を配ってきました。

それにしても、昨日の田中優さんの学習会は満員御礼で当日のキャンセル待ちの札が20枚ほど出ました。予約申し込みの人が20人ほど来られなかったので、なんとか全員が会場に入ることができました。前日にも事務所に参加申し込みの電話が何件もあり、お断りするのが大変でした。
   
それほど関心が高いということですね。
   
放射能汚染の問題については、流通している牛肉から基準値を超えるセシウムが検出されるなど、食の安全性がクローズアップされているところですが、何といっても一番影響を受けやすい子どもたちを放射能から守るためにどうしたらよいのか、その具体策が遅れています。
この間、県にも訴えていますが、相変わらずの国の指示待ち姿勢から脱却できません。
   
講演には赤ちゃんや幼児を抱えた若いママたちがたくさん参加し、田中さんのお話に聞き入っていました。
田中さんは、個人としてできる具体策として、飲み水は1リットルの水道水に1グラムの炭を入れて一晩おくこと、風向きが危ない日は花粉症用のマスクをしてほこりの吸い込みを防ぐこと、免疫力を高める食品をバランスよく採ること等々、示してくださいました。
また、免疫力を高めることが何よりも大事!
そのためには、前向きでいること、昔ながらの日本食をとることも効果的とのこと。
医食同源という言葉があるように、アジアや日本食にはみそやぬか漬けなどの発酵食品、ゴマなど抗酸化作用のある食品が多く含まれていることは良く知られています。
   
今回、田中さんからビールも免疫力を高める、麦芽に効果があることを教えていただきました。
「仕事帰りの一杯」ならぬ「夕食をつくりながらの一杯」を日々励行している私としては、やっぱりそうかと密かに喜んでしまいました。
   
田中さんのお話は予定の1時間半をゆうに超え、時計の針は4時15分を回っていました。
・国や御用学者が出す安全基準が極めて甘く、対応策をとらないための根拠となっていること
・55才と0才では放射能の影響が310倍も違い、とりわけ胎児への影響が深刻でセシウムは女性の場合、子宮に集中してたまること
・東電が出す情報に信用性がなく、日本では家庭の電気料金が高いのに対し、事業者へは使えば使うだけ安くなる仕組みをとっていること
・日本は偏西風が吹いていることから、最も危険なのは西の玄海原発1号炉であること
・脱原発から自然エネルギーへシフトする前に節電こそ進めるべきこと
・原発の発電コストが安いと公表されているが、発電所の設置許可申請書を調べるとそうではないこと
・これからはデマンドサイドマネジメントへシフトし、スマートグリットの社会へ転換する必要があること
などなど、身近な話から少々難しい話まで硬軟取り混ぜた盛りだくさんの内容であっというまの2時間のご講演でした。
    
質疑応答も数人お受けできましたが、予定時間を大幅に延長してしまいました。とても分かりやすく聞きごたえのあるお話でした。
いま関心の高い放射能の講演会を企画してよかったと思います。
   
田中さんは翌日は会津若松で公演されるとのことで、大忙しのようでした。
佐倉での講演の内容は、追ってユーチューブもしくはユーストリームで見られるようになると思います。
ぜひそちらをご覧ください。