令和4年度 決算審査特別委員会 討論原稿

11月29日(水)

立憲民主党会派を代表し、令和4年度一般会計及び各特別会計決算認定について、賛成の立場で討論いたします。

令和4年度は、熊谷県政のもと新たに策定された総合計画に基づき、政策・施策が展開されました。わが会派はその成果検証を行うとともに、改善が必要と思われる点については、その都度指摘させていただきました。

賛成する理由の1点目として、喫緊の課題である新型コロナウイルスや物価高騰への対応を的確に行ってきたことを評価します。地方創生臨時交付金を有効活用し、県民の命と生活を守り、経済を回復する取組を様々な分野で実施したことを確認することができました。

2点目として、職場環境の整備、生産性の向上につながる働き方改革を進めてきたこと。具体的には知事部局におけるテレワークの積極的な環境整備やハラスメント対策の推進、病院局における医師の時間外勤務縮減に向けた着実な取組、警察本部における女性割合や男性育休取得率の早期目標達成などを確認することができました。

3点目として、農業、水産業、商工業の持続的発展や雇用施策における積極的な取組が見られたこと。農業の多様な担い手の確保・育成、自然災害に備えた収入保険への加入促進、有機農業や農福連携の推進、新規スマート水産事業、県独自の中小企業事業再構築支援補助、ジョブカフェ・ジョブサポートセンターにおけるコロナ禍での就労支援などの取組を評価します。

最後に、千葉の未来に向けて、成田空港の脱炭素化や教育環境の充実についても、意欲的な取組が見られたことを評価します。航空機用再生燃料SAF(サフ)導入に向けての調査研究、小学校専科教員の着実な推進、工業系高校人材育成コンソーシアム千葉の効果などがあげられます。

以上のことから、令和4年度決算は認定すべきと考えます。

なお、審査の過程においてわが会派から多岐にわたり指摘させていただいた改善点や提案につきまして、今後の事業執行や予算編成等に反映していただくようお願いいたしまして、討論を終わります。