多様性尊重条例可決成立/12月定例県議会最終日

昨日、12月定例県議会が閉会しました。
午後1時から本会議開会し、物価高騰対策が盛り込まれた追加補正予算について常任委員会で審議。
閉会後、緊急議会運営委員会、予算委員会と続き、ようやく15人全員揃い、17時過ぎから年明け2月議会代表質問の項目を検討しました。
終わったばかりですが、もう次に向けての準備に取りかかります。

今議会で知事から提案されたすべての議案に対して賛成し、議案第9号多様性尊重条例については、会派の野田剛彦政調会長が賛成討論に登壇。

20年にわたり、男女共同参画条例が全国で唯一なかった千葉県。
この問題に継続して取り組んできた会派として、今議会での多様性条例の可決成立に正直ほっとしました。

理念条例ですが、性別だけではなくあらゆる差別をなくし、多様な価値観を互いに尊重しながら、安心して生活できる千葉県をめざす、その施策を充実させるための条例制定です。

私たち会派はかねてからダイバーシティ(多様性)条例制定を県に働きかけてきましたが、ようやく実現することができたとの思いです。
熊谷知事と政策ビジョンを同じくする会派として、あえて声高に主義主張を展開するのではなく、自民党が過半数を占める議会においてどうしたらこの条例を可決成立させられるのかを会派内で議論し、対応してきました。

マスコミ報道だけ見れば、消極的に映る場面もあったかもしれません。
ですが、今議会での制定を目標にしっかりと取り組んできました。

「この条例の制定はわずかな一歩かもしれません。
しかしながら、多様な立場、価値観を持つ方々が合意したぎりぎりの一歩でもあります。
立ち止まりや後戻りではなくともに一歩前へと前進しましょう」と賛同を呼びかけてくれた野田剛彦議員。
会派の様々な思いを背負って登壇してくれたことに、心から感謝します。

条例は、2024年1月から施行されます。
私たち県議会も知事とともに一歩を踏み出していきます。

画像は庭のみかんの木。
こちらも大きく実りました!