和田・弥富の敬老会
10月5日(日)
昨日と今日は、弥冨と和田地区の敬老会に招かれ、お邪魔した。
両地区は佐倉市の南部に位置し、農業や酪農が盛んな農村地帯。
このところ地元の敬老会は議会日程と重なって残念ながら参加できずにいるが
この両地区には例年出席させていただいている。
というのも、私はこの和田・弥富のアットホームな雰囲気が大好きで
とても楽しみにしている。
車窓から里山の秋の風景を楽しみながら、ほっとできる時間でもある。
4日(土)弥冨小学校体育館での敬老会
市立弥冨幼稚園子どもたちのダンス
手前にすわっているのは、弥冨小1年から6年生までの子どもたち
合わせて60人弱。
弥冨小は児童減少に伴い、小規模特認校として市内全域から転入学を
受け入れている。
昨年度は学区外から9人の子どもたちが入り、自然に恵まれた豊かな自然環境
の中で地元の子どもたちと元気に学校生活を送っているとのこと。
全学年による合唱も素晴らしく、またこの地区ならではの和太鼓の演奏も
圧巻だった。
地元の校長先生のお話によると、この地区の子どもたちは小さい頃から
お祭りや地域の行事の担い手としていろいろ任されているので
自立心が高くしっかりしているとのこと。
また、南部中学校の女子生徒さんたちの金管楽の演奏も見事だった。
ここで学ぶ子どもたちが今の環境の素晴らしさが分かるのは
大人になってからかもしれない。
午後は、臼井の御伊勢公園で開かれている「農フェス」に到着。
「耕さない田んぼ」をはじめ、多くの知り合いがいろいろな団体で出店していた。
このお祭りは今年初めてで関東農政局の「農のある暮らしづくり交付金」を受け
実行委員会形式で開かれた。
地元の有機農業者、障害福祉施設、環境NPOなど30団体以上が
参加している。
テントをぐるっと回ると佐倉市職員さんの懐かしいお顔がちらほら
こちらは「佐倉市の学校給食」のコーナー
テント前で市の栄養士さんたちが熱心に説明をされていた。
なんといっても、佐倉市の学校給食はおいしい!と自慢できる。
その理由は、自校式つまり各学校に調理室があり温かい給食が配膳できるから。
私の息子たちも9年間、学校給食を食べて大きくなり、
今でも佐倉市の学校給食を懐かしんでいる。
「栄養士さんが変わると給食が変わるって子どもが言ってましたよ」と
話しかけると「そうなんですよ。味付けが変わるの」と栄養士の方々。
その後、給食談義で盛り上がり、しばしテント前を占拠。
いただいた「佐倉市学校給食レシピ集」の中に「津田仙メニュー」
のことが書かれていた。
佐倉藩史の子として生まれた津田仙は西洋野菜を日本に広め、
日本の近代農業を発展させた人物だが、佐倉市では命日である4月24日に
全校一斉に「津田仙メニュー」の学校給食を出しているとのこと。
道路問題の部署にいた職員さんが学校給食の担当になっていたり、
企画政策にいた職員さんが障害福祉課でユニバーサル農業を担当していたりと
まさに畑違いといったところか?
「市の方が良かったでしょ?」などと突っ込まれながらも、
変わらない職員さんたちとの会話を楽しんだ。
6日(日)今朝はあいにく台風接近の大雨だが、午前中は和田の敬老会へ。
さくらネットの川嶋さんが早朝から車で迎えにきてくださった。
和田ふるさと館に到着すると、市職OBの皆さんがボランティアで敬老会を
切り盛りしておられた。
なかなかお目にかかる機会がないが、毎年一度お招きいただき、
皆さんの元気な姿を拝見し、お話するのも楽しみの一つだ。
県の高齢福祉課によると、県内で100歳以上の高齢者の数は2045人。
そのうち男性は287人、女性は1758人と圧倒的に女性が多い。
ちなみに佐倉市では、男性が9人、女性が58人の合計67人。
この和田地区は元気なお年寄りが多い。
いつまでも畑仕事など現役で身体を動かしているからと推察できる。
生活の中で役割分担があることの大切さ、自然や子や孫といった大家族で
暮らす家もこの地域では他と比べて多いことも長生きの秘訣かもしれない。
いろいろと頭を悩ますことの多いこの頃だが、昨日今日は和田・弥富の皆さんの
温かさに触れ、リフレッシュした週末だった。