子宮頸がんワクチン副反応に苦しむ少女たち

10月5日(日)

先週3日(金)の午後、子宮頸がんワクチン被害者連絡会千葉県支部が発足。
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設立趣意書を読み上げる代表の吉田浩美さん。

神奈川、埼玉など続々と支部が立ち上がり、千葉は7番目だそうだ。
佐倉市議の伊藤さんが千葉支部発足に向けて全国連絡会のメンバーと
連携し、東奔西走。
ようやくこの日を迎えた。

昨年6月から厚労省はこのワクチンの「積極的勧奨」つまり積極的に
接種するよう勧めることは一時停止しているが、続々と副反応件数が
報告されている。
先日、担当課から入手した資料によると、昨年度以降に報告された
千葉県内の副反応件数は、26件。
わが佐倉市でも4件あり、左腕疼痛、蜂巣炎、両アキレス腱炎・両膝関節炎
の症状が報告されている。

これまでワクチン接種後の健康被害に苦しむ子どもたちを何とか救いたいと
お母さんたちを中心とするご家族が必死の思いで厚労省や議員に
訴えかけてこられた。
私たち地方議員もその思いに応えたいとワクチン問題に取り組んできたのだが
いかんせん市議会でも県議会でも圧倒的少数意見…。

一方、副反応被害はますます増加、深刻化するばかり。
最近になってようやくマスコミがこの問題に目を向け出し、
やっと社会問題として認知されてきた。

今回、被害者のお母さんたちが千葉県議会の各会派をまわり、
実情をぜひ知ってほしい、話をきいてほしいと熱心に働きかけた。
その結果、自民党や民主党会派の方々が隈本邦彦先生の勉強会に
参加してくださった。
また、県内の市議会からも多くの議員が足を運んでくださった。
そして、国会からも地元佐倉・千葉9区選出、自民党の秋本真利衆議院議員が
国会開会直後の忙しいなか、駆けつけてくださった。
ほんとうに心強い限りだ。

子どもたちの健やかな成長を願わない大人はいないはず。
この問題は、思想信条や党派を超えて一緒に取り組めると信じている。

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勉強会「子宮頸がんワクチン・ここが問題 薬害を追った経験から」

講師は、江戸川大学メデウィアコミュニケーション学部の隈本邦彦教授
会場にはマスコミも含めて60人以上集まり、関心の高さがうかがえた。
3人の被害者のお母さんたちの話に胸が詰まり、お嬢さんたちの輝かしい
青春時代をいったい誰が奪ってしまったのかと怒りに震えた。

隈本さん勉強会
ぶっつけ本番の司会進行

何はともあれ、勉強会終了後、1時間にわたる記者会見も無事終了。
時計の針は4時半を回り、その後、会派室で議案の賛否検討や別件の
打ち合わせが終わったのが午後8時。
さすがに帰宅後はバタンキュー。
朝10時からの常任委員会勉強会に始まり、長い一日だった。