自宅で看取る

1月18日(日)

朝から快晴でしたが、風は冷たい一日でした。
午前中は、服部かをるさんとユーカリ地区の支持者のお宅を回りました。
午後は、「自宅で看取る」と題して、介護の現場からのお話を聞く会を
臼井公民館で開きました。

学習会1
始めに主催者あいさつをし、五十嵐ともみ市議(画面中央)が司会進行を
務めました。

続いて、佐倉市在住でお父様を自宅で看取った下村京子さんと
下村さんご家族を心身両面で支えた看護師の水上君子さん(生活クラブ風の村
訪問看護ステーション)のお話を伺いました。

下村さんからは、69歳で認知症と診断されたお父様が81歳で自宅で
看取られるまでのご家族との日常生活、お父様の徘徊のびっくりするような
エピソードや心情などが淡々と語られました。

病院から退院して在宅で最期を迎えると決め、気構えていた下村さんでしたが
在宅での往診を引き受けたドクターに「看取りではなく、日常生活をして
ください」と言われたこと、お父様の息が途絶える直前まで傍らでご家族で
「ありがとう」と声をかけ続けることができたことなど、感謝の気持ちにあふれた
素晴らしいお話をお聞きすることができました。
それもこれも在宅医療を支える医師・看護師の存在があったからだと思います。

看取り3
右が、下村京子さん

看取り2
水上さんからは、下村さんのケース以外に87歳の独居女性が訪問診療月2回、
訪問看護2週間に1回を受けながら本人の「自宅にいたい」という強い希望を
かなえたこと、そのほか終末期医療にかかわる貴重な経験談を話して
いただきました。
40名ほどの参加者の皆さんも熱心に耳を傾けてくださいました。

「看取りの場は何も在宅とは限らない。いかに自分らしく穏やかに過ごせる
ところはどこか?その人が自分らしく最後まで生きることができるように
家族や医療関係者と話し合い、一致させていくことが大切」等々
心に残るお話をたくさんお聞きすることができました。

また、水上さんから千葉県のインターネット放送局「最後まで自分らしく
生きる」をご紹介いただきました。

以下、ご紹介します。
私も初めて知りましたが、パート5まで一気に視聴しました。
ぜひご覧ください。

最後まで自分らしく生きる

自分がどのような最期を迎えるかは、まさに「リビングウィル」の問題であり、
死と向き合うことは、どのように今を生きるかを問われることと等しく感じます。
言葉では簡単に言えることですが、正直まだ実感が伴いません。
毎日の生活に追われる我が身にとっては…。
でも、今回の学習会をきっかけに、少しずつこの命題に向き合っていかなくては
と思い始めました。

明日からは、市内5駅での早朝駅頭活動がスタートします。
今晩はこの辺で。