千葉県のポテンシャル 三ツ星のふるさと・鋸南へ
6月12日(金)
「南房総 鋸南町を守ってください」
「鋸南町を最終処分場の町にさせたくありません」
鋸南町を震撼させている汚染土壌埋立最終処分場問題。
採石業で許可違反を繰り返して大穴をあけた鋸南開発は、埋め戻し材が
ないため、汚染土で埋め戻そうと埋立施設を建設しました。
3月30日に県による施設の完了検査を終え、汚染土処理業の申請が出され
今まさに許可されようとしている段階です。
この問題については、同僚議員である山本友子やふじしろ政夫が
これまでも常任委員会等で取り上げ、県の姿勢を厳しく質してきました。
崖っぷちに立たされた鋸南町の現状をこの目で確認し、打開策を探るため
会派メンバーで現地を視察しました。
ところが、視察にあたって鋸南開発から3つの条件が!!
①録画・写真撮影は×
②視察時間は30分
③視察メンバーは、会派議員のみ
このような条件を突き付けられるのは、初めてですが
何はともあれ、現地に向かいました。
9時半に市原で山本さんの車に合流。
館山道を南下し、インターを出ると、すぐに当該地に到着。
約束の時間にゲート前を訪れ、施設建設会社の案内で場内へ。
しかし、ここからは写真もNG。
そして「「現在、係争中のため、質問にも答えられない」という対応に
にさらにびっくり!
あまりのガードの高さに、却って何かあるのではないかとの疑念が
払拭できません。
詳しくは書きませんが、この目でつぶさに見てきました。
その後、汚染土埋立反対協議会の皆さんと待ち合わせるため
町役場へ。
町長自ら玄関で出迎えてくださいました。
この汚染土壌埋立に町をあげて反対の意思表明をしています。
それもそのはず、汚染土から有害物質が溶け出し地下水を汚染すれば
住民の健康や命も脅かされます。
施設のすぐ下を流れている佐久間川を通じて海に至れば、漁場も汚染され
漁業、農業、観光業を大直撃することになります。
「地方創生」どころか、「地方破壊」ではないでしょうか?
役場を後にし、道の駅や菱川師宣記念館もある中央公民館で
汚染土埋立反対協議会の方々や町議の皆さんと意見交換。
4月の町議選では、定数12人のうち「汚染度反対」を掲げて
9人が当選し、合計得票率は77.3%だったそうです。
同町議選の投票率は77.17%。
この民意を千葉県はしっかりと受け止めるべきです。
終了後、菱川師宣記念館を訪れ、道の駅でビワやカーネーションを買って
岐路につきました。
以下、鋸南町の皆さんからのメッセージです。
四季折々の美しい花々は里山を彩り
きらめく里海からは世界遺産の富士山を眺望
温かい里愛で支え合い、観光客を温かく受け入れる
そんな町づくりを進めている鋸南町
都会の人たちのオアシスです。 ふる里です。
千葉県のポテンシャルとして大きな役割を果たしています。
鋸南町を最終処分場の町にはさせたくありません。