Sakura-NAROバイオ炭プロジェクト始動
今日は10時から、佐倉市飯野培養土センター跡地へ。
バイオ炭製炭試験の実演を見学してきました。
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の実証実験に佐倉が協力し、バイオマス(生物資源)を活用した「Sakura-NAROバイオ炭プロジェクト」がスタートします。
市内にあるイネもみ殻や果樹剪定枝、竹などの未利用バイオマスを炭化炉で燃やし、出来上がったバイオ炭を畑地に戻して、作物への影響等についても調べていくというものです。
バイオ炭が気候変動対策として世界的にも注目を集めるようになったのは今から10年ほど前。
地球温暖化の新たな解決として、その有効性や低コストに注目が集まっているようです。
また、バイオ炭は土壌改良剤として米や野菜などの作物にも活用され、循環型農業にも寄与しています。
立命館大学カーボンマイナスプロジェクトのサイトに分かりやすく解説されていました。
佐倉市では県内初で気候変動対策室を設置し、農業部門とも連携し、実証実験が行われる方向です。
その成果を全国に横展開していきたいと農研機構総括執行役・農業環境研究部門の山本勝利所長も意気込みを語られました。
国の産総研グループコーディネート事業本部からは及川隆信部長も来られ、佐倉の地域資源が持つ可能性や魅力をご評価いただきました。
今後の展開に期待が膨らみます。