土砂災害の危険/ ふるさとの水を守る会署名提出/ 久留里の水を守る
熱海で起きた土石流により尊い人命が失われました。
衝撃的な映像を目の当たりにし、自然の恐ろしさに言葉を失います。
千葉県でも2年前の房総半島台風・豪雨による土砂災害を受け、遅れていた土砂災害危険箇所の指定が進められた経緯があります。
しかし、いつどのような降雨で危険リスクが高まるのかまでは分かりません。
常日頃から状況変化を察知していくしかありませんが、個人の力には限りがあります。
やはり身近な自治体の対応力を高めていく必要を感じます。
洪水、津波、土石流。
時に水は災害を引き起こしますが、基本的には生物の命の源であり、生命保持になくてはならないライフラインです。
先週2日(金)午後、「ふるさとの水を守る会」の皆さんが来庁し、県知事に「君津環境整備センター第1期処分場における漏洩事故の抜本的解決を求める署名」を提出されました。
木更津の髙橋浩県議、君津の平田悦子県議とともに同席。
6月議会に同会が提出した請願について、私の所属会派の全議員が紹介議員になっています。
9年半前に君津にある産廃最終処分場で、高濃度塩化物イオンの漏洩事故が起きました。
その直後から、市原の山本友子前県議とともに、私も継続的にこの問題解決に向けて取組み、当局への資料請求や情報開示を求めてきました。
この間、抜本的な対策を事業者に指導しない当局の姿勢を質してきましたが、新知事のもとでしっかりと改めなければなりません。
廃棄物指導課長が署名を受け取りましたが、地元君津や木更津の住民、署名をした7305筆という多くの市民の思いを受け止め、しっかりと熊谷知事に届けてほしいと思います。
久留里の上総堀り井戸、平成の名水百選に選ばれた名水、命の源を守り、次の世代、子どもたちに手渡したい。
県
当局の指導の甘さ、対応姿勢への怒りを抑えながら、必死に思いを伝える地元の方々の忍耐力、その強さに頭が下がります。
自治体行政は何のために存在するのか、公務員は誰のために働いているのか、その基本に立ち返り、真摯に対応すべきです。