館山の観光と環境(その1)

1月26日(金)
前日の県立病院視察を終え、夕方6時半過ぎに館山の南房パラダイス
(略称:南パラ)に到着し、いこいの村たてやまに宿泊。
ここは県営施設だが、昨年8月末まで指定管理者が管理運営を行っていた。
昨年の9月議会で指定管理を取り消して県の直営となり、現在は指定管理者
であったオーシャンヴェール館山が1億6千万円ほどの委託費を受け、
今年度末まで管理運営をすることになっている。
県の行革計画では来年度に民間移譲の方針が打ち出されているが、
果たしてどうなのだろうと視察の日程に組み込んだ。

当日は朝8時半から、オーシャンヴェール統括支配人の黒川さんと
県観光課の職員お二人に施設を案内していただいた。
早朝からお世話になりました。

まずは、熱帯植物園から見学。
珍しいつる性のハイビスカス
ハイビスカス

実のなる木の温室にはバナナやパパイヤも
パパイヤ

蝶の館では羽化の様子が観察できると首都圏の学校から見学者も
蝶の館
蝶好きの藤代さんも大満足(?!)

ヤギやハムスターなどの小動物、色鮮やかな鳥たちも飛び回り、
子どもたちも喜びそうな施設なのだが、これらの維持管理には
専門的ノウハウが必要で維持管理費も相当かかっているとのこと。
老朽化した温室もメンテナンスが必要となると、
民間で手をあげるところがあるのかどうか?

隣接する県保安林の松枯れはきれいに片づけられていた
松枯れ

指定管理者が6年前に導入され、その流れで福祉施設を含む公の施設が
次々と民営化されてきた。
3.11の震災を経験し、公共施設のあり方や自治体をはじめとする
公共セクターの役割を改めて見直す時期なのではないか?
南パラについても、民間譲渡ありきではなく施設の設置目的を再確認し、
今後の方向性を議論する必要があるのではないかと改めて感じた。