予算委員会に引き続き常任委員会
今週初めから3日間、予算委員会が開かれた。
わが市・社・無会派からは山本友子さんが委員として放射能対策、障がい者福祉、
病院問題等々、さまざまなテーマで質問に立った。
初日は森田知事が答弁席にいらっしゃったが、2日目からは姿が消えてしまった。
議会より優先される「お仕事」があったのかはわからないが、
昨日、会派室に市民から「なぜ森田知事が答弁席にいないのか。
抗議すべき」との電話をいただいた。
なぜ不在なのか、確かめてみる必要はある。
藤代さんはすべての質疑を本会議で傍聴していたが、小宮さんと私は会派室
に戻ってテレビ中継で質疑を聞きながら、人と面会したり、他の仕事をしていた。
県議会は会派の人数によって質問の時間が与えられるため、我が会派は
質問と答弁を合わせて20分だけ。
よって質問事項も限られてくる。
山本さんの順番は常に後ろの方で出番を待っているのも大変だ。
「数は力なり」も分かるが、「少数意見の尊重」も大事な民主主義のルール。
もうちょっと改善できないものか?
昨日は所属する総合企画水道常任委員会が開かれた。
水問題をやりたくてこの委員会に入ったのだが、八ッ場ダム問題も
民主党政権の迷走でマニフェスト違反の「ダム本体工事」を含む負担金が
24年度当初予算に計上されてしまった…。
県水道局の水需要予測も実績とかい離していると指摘しても、安定給水のために
余裕が必要とのお決まりの答弁に終始。
千葉県の人口減少も予想以上に早く進んでいるので、計画見直しをすべきでは
ないか、そのタイミングは?と聞いたところ、「適切な時期」を見極めるとか?!
行政の方は「適切」という文言がお好きなようで、「適切に対応してまいります」
という答弁を何百回聞いたことか…。
一方、県全体の水需要を司る水政課は八ッ場ダムの今後の見通しについて
国から現段階で八ッ場ダム基本計画の変更が示されていないので、
事業費増額や工期延長の可能性については、「分からない」の一点張り。
12月議会の答弁とまったく同じで主体性が全く見られない。
昨秋出された検証結果によると、地滑り対策費、移転代替地の安全対策、
東電水力発電所への減電補償などに合わせて数百億円かかることが
容易に試算できるはずだ。
でも、国(お上)からの「思し召し」があるまで、「知りたくない」のだろう。
地方分権など名ばかり、国に唯々諾々の千葉県政。
中央集権の呪縛を断ち切るために、他県では国からの出向組を
断っているところがあるそうだ。
特に国交省からの人材派遣は受け入れていない自治体が数か所あると
前に教えてもらったのだが、さてどこだったか、忘れてしまったが…。
市議会に引き続き、県議会でも「やんばダムの議員」と呼ばれそうであるが、
今回はそうもいかなかった。
とはいえ、八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会事務局長を引き受けている
正真正銘「脱」やんばダムの議員なのだが…。
(このつづきは、稿を改めて)