三重滋賀への会派視察/特産松阪牛地理的表示保護制度登録

おはようございます。
昨日から会派メンバー12名で会派の県外視察に出かけています。
昨日は松阪牛(まつさかうし・まつさかぎゅう)で有名な松阪市を訪問。

特産松阪牛の地理的表示(GI)保護制度登録までの経緯や申請の流れについて、ご説明いただきました。
GI保護制度とは、特定農林水産物等の名称の保護に関する法律(地理的表示法)に基づき、地域で長年培われた生産方法や品質、社会的評価その他確立した特性が産地と結びついている産品について、その名称を知的財産として保護するものです。
地域の特産品をブランド化し、認知度を高め、国内での販売普及、海外輸出の際も強みとなると思われ、千葉県でどのように展開できるかを調査研究していきたいと思います。
2015年6月法施行により、現在では100を超える産品がGI法に登録されているそうですが、千葉県では一つもありません。

松阪牛の観光・商業利用も活発で、昨年秋に開かれた松阪牛まつりには4万人の来場者があったとのこと。
昨年の松阪牛共進会の品評会では、1席の特産松阪牛は、2600万円の落札金額だったそうです。
現在、松阪牛生産区域の9市町では、77戸の農家が2万頭弱の牛を飼い、昨年度は9011頭が出荷されたとのこと。
そのうち特産松阪牛は337頭、全体の4%弱。
いかに希少価値が高いかが分かります。

市役所でのレクチャー後は近くにある松阪城址と本居宣長記念館、旧長谷川治郎兵衛家をご案内いただき、文化財課の方々にご案内いただきました。
商業で栄えた松阪市の歴史、茶道などの文化との深いつながりを学び、まちの活気が伝わってきました。

今日は、これから三重県庁と滋賀県の米原市を訪ねます。