成田空港・新生成田市場へ
今日は午前9時県議会棟を出発し、成田空港と新生成田市場を視察しました。
成田国際空港株式会社の江邨上席執行役員、石川常勤監査役はじめ多くの職員の方々にご対応いただき、同空港の現状と更なる機能強化の進捗状況についてご説明いただきました。
旅客数は、今年7月時点で国際線国内線ともコロナ前との比較で7割程度戻ってきたとのことです。
国際航空貨物量は昨年度235.6万トンと前年に次ぐ第2位。
輸出については、半導体等製造装置が好調で輸入については新型コロナワクチンや検査キットを中心に医薬品が増加したそうです。
労働力の確保が課題となっており、省力化のための新しいツールの導入、手荷物検査のスマート・レーンについてもご案内いただきました。
最新鋭の機械で1時間当たり300人対応できるスピードです。
コロナ禍で非接触、自動化は進められています。
しかし、空港内の商業施設の年間売り上げは、1000億円から90億円に激減してしまいました。
そのような中、2028年度完成を目途にB滑走路の北側1000m延伸とC滑走路3500mの新設、50万回発着に向けての旅客ターミナルの再構築、集約型のワンターミナルの整備等が進められています。
今年3月中間取りまとめが出された新しい成田空港構想に基づき、国家的プロジェクトが動いているのを肌で感じることができました。
昼食休憩後は、新生成田市場へ。
成田市の堀越経済部長や県農林水産部流通販売課の斎木課長にご案内いただきました。
国際空港を活用した新たな食品流通ビジネスの拠点として、煩雑な輸出手続きを市場内で完結し、より簡単により新鮮な状態で日本の農水産物、生鮮食品を海外へ輸出。
集荷した荷を市場内で加工するエリア、冷蔵冷凍庫エリア、新たな強みとなる活魚水槽エリアなどを見学しました。
出荷品等があるので、場内の撮影は限定的でしたが、最新鋭の設備が整備され、大変衛生的な環境でした。
成田方面は地域的には近いものの、成田空港を全体的に俯瞰したのは初めてでした。
また、北総地域の発展という点でも成田空港の機能強化について、さらに学ぶ必要を感じた視察でした。
ご対応いただいた関係者の皆様、ありがとうございました。
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