何のための調査だったのか?!
9月7日(土)
今日は「耕さない田んぼの会」の稲刈りの予定だったが、数日前の雨の水
が引かないため、急きょ順延となった。
稲刈りに参加できず、残念…。
ところで、今月26日に9月県議会が開会するが、今回は私が会派の
代表質問を担当する。
県議会は年に1度しか一般質問の機会が与えられない上、質問の持ち時間
1時間の代表質問は2年に一度しかめぐってこない。
というわけで、残り任期最後の代表質問となる。
5日(木)に代表質問に向けての最初の勉強会を執行部にお願いし、
朝9時半から夕方5時までびっしりと聞き取りを行った。
取り上げたいテーマも医療・福祉から行財政、利水・治水政策、
残土埋立・産廃問題等々、初めは大風呂敷を広げ、これから取捨選択
に入る。
最後にヒアリングしたのが、子宮頸がんワクチン問題。
折しも9月3日、文科省から7月末集約で行った「子宮頸がん予防
ワクチンの接種に関連した欠席等の状況調査」の結果が千葉県にも
届いた。
結果は、次のとおり。
(1)一定期間の欠席が認められる女子生徒 51名
(2)体育及び部活動を休んでいる女子生徒 21名
(3)教育活動の制限が生じた女子生徒 99名
(1)~(3)のいずれかに該当する女子生徒 171名
この調査は、6月に突然文科省が全国の国公私立中学校・高等学校や
特別支援学校などの女子生徒を対象に行ったが、24年度の1年限定
というもの。
しかし、昨日の時点では副反応被害に苦しむ子どもの保護者から
「調査を行うという情報も届かないまま、いつの間にか終わっていた。
娘たちのケースが調査結果に反映されていないのではないか」という
疑問が被害者連絡会に複数寄せられている。
いったい何のための調査だったのか?
マスコミ報道で騒がれているほど、副反応被害は少ないとでもいいたい
がための調査なのかと勘ぐりたくもなる。
現に5日の聞き取りの段階では、この文科省調査にかかわる千葉県での
被害状況は、該当者2名(県立高校1名、私立高校1名)とのこと。
しかし、健康福祉部疾病対策課の把握しているところでは、子宮頸がん
ワクチン接種が法定化された今年4月以降、県内の医療機関から17の
副反応報告が届いている。
ちなみに、佐倉市では4件の報告があり、2名未回復、2名不明とのこと。
症状は、左腕疼痛、手が挙げられずに痛む、蜂巣炎、両アキレスけん炎・
両膝関節炎ということで、一刻も早い回復を祈るばかりだ。
文科省の調査の対象は、期間も対象者も限定的なので、一概に比較でき
ないが、実態としてはかなり精密度が低い調査だったのではないか?
この結果をどのように受け止め、被害者救済につなげていくのか、
見えてこない。
また、22~24年度に接種した千葉県内の小学6年生から高校2年生の
女子生徒の数は、10万4346人とのこと。
文科省の行った「ざる」調査ではなく、接種した子どもたちすべてを
対象とする悉皆調査こそすべきではないか?
未だにワクチンによる副反応被害・体調不良という因果関係に気がつか
ないケースも多いと聞いている。
健康被害に苦しみながらも「ワクチン接種の再開をしないで」と必死に
声を上げ続けている少女たちの声に利権まみれのいわゆる「ワクチン村」
政官業学の関係者は耳をふさぎ続けるのか!
夏の終わり、必死で鳴き続けていた姿がワクチン被害と闘う
少女たちの姿と重なった。