12月県議会&衆議院選スタート
12月3日(水)
昨日2日に衆議院選がスタート。
民主党からの推薦依頼を受け、千葉9区の市民ネットでは若葉区、四街道市
そして佐倉市のメンバーが先月30日(日)の夜に集まり、衆議院選のスタンス
について協議しました。
その結果、民主党の奥野総一郎さんを推薦することを決定。
消費税増税や原発即時中止など民主党とは完全に政策が一致していませんが
今回の選挙は安倍政権続投阻止するという一点でつながる選挙と
位置づけました。
厳しい選挙戦ですが、ストップアベノミクス&ストップ集団的自衛権行使
&ストップ格差拡大&ストップ生活破壊 etc.
奥野さんにがんばってほしいと思います。
今日は、12月県議会帰り初日で、自民党と民主党の代表質問がありました。
終了後、決算審査特別委員会で25年度決算認定の採決があり、
採決前に「不認定」つまり決算認定に反対の討論を行いました。
本会議最終日に詳しく討論しますが、今日は以下のとおり、
ポイントだけ3分程度で発言。
衆議院選の応援に駆け付ける議員もいることと思い、あらかじめ原稿を用意し
棒読み状態で時間短縮を心がけました。
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25年度一般会計及び特別会計の決算認定に反対の立場で、討論します。
まず初めに25年度末の県債残高は、2兆9392億円と増加の一途を
たどっています。地方交付税の振り替えによる臨時財政対策債が
含まれているとはいえ、国主導、不要不急の大型公共事業の見直しを行わず
将来負担の軽減、財政健全化の方向性が見られないことは、問題です。
具体的に、八ッ場ダム、霞ヶ浦導水など新規水源開発を進めていますが
利水面を見ても水余りで必要性は失われており、治水面でも役に立たない
ことは国交省のデータからも明らかです。これら無駄な公共事業に25年度まで
約474億円の県費が投じられましたが、完成の見通しも立っていません。
次に、道路事業については、安倍政権の国土強靭化、経済対策と連動し
外環道、圏央道、北千葉道路に25年度直轄事業負担金を含めて約140億円
を投入。その一方、県道に対する予算措置は約400億円に留まり、この2年間
の管理瑕疵は76件。道路改修や安全対策がおろそかにされています。
限られた財源は、新たなインフラ整備ではなく老朽化・長寿命化対策に
振り向けるべきです。
2点目の反対理由は、県民生活に直結する医療や福祉、教育における
予算配分が乏しい点、加えて25年度にこれらの現場で起こった不祥事を
厳しく受け止めるべき点を指摘します。袖ケ浦福祉センター施設における職員
による長年にわたる虐待暴行、11月に起こった19歳少年の暴行死事件、
保健所における結核事務手続きのコンプライアンス違反、教職員の体罰や
わいせつ等による懲戒処分が3年連続増加、等々の問題です。
法令遵守、人権尊重という公務員としての倫理、行動規範に大きくかかわる
問題であり、看過することはできません。また、県民の命や人権を守る
これらの現場に必要かつ十分な予算をつけ人員配置すべきですが、
決算審査の過程では、医療、児童養護、障害福祉、教育現場等において
それが認められませんでした。
3点目の反対理由ですが、地方分権とは名ばかりの国依存の体質、
トップダウン、前例踏襲を良しとし発想転換が見られない政策が散見されます。
6月議会で出された職員給与平均7.8%カット約203億円減額については、
国の方針に無批判に従っただけで減額目的である防災減災対策にきちんと
使われていません。
また、福島原発事故による放射能の健康影響調査については25年度も
予算計上ゼロ、指定廃棄物最終処分についても国頼み、国任せでは
県民の命や健康を守る県の責務が果たされていません。
加えて、少子高齢化、人口減少など山積する政策課題を積極的に解決し、
次世代につなげる政策や予算措置が不足しています。
具体的には自然エネルギーや新産業分野の育成支援が弱いこと、
過去の企業誘致失敗の反省なく凍結していた工業団地造成に着手したこと、
将来の千葉の農業を支える県の独自策が見えないこと等々です。
以上の理由から、25年度決算については不認定とさせていただきます。
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議会最終日に決算認定の討論を行う予定ですが、持ち時間は、10分。
今度は決算審査を踏まえ、もっと具体的なデータを盛り込みたいと思います。
早速、決算特別委員会終了後に会派室のパソコンで討論原稿を作成中。
県議会スタッフの小西さんが「選挙用に仕事姿も撮っておいたら?」
とシャッターを押してくれました。
最後は、お口直しならぬお目目なおしの1枚
八重咲きのトルコ桔梗
基本的に野の花が好きですが、たまに近所のお気に入りの花屋さんで
切り花を買ってきます。
自分へのご褒美といったところでしょうか?
明日もがんばります!