鶴岡市立荘内病院/ 県外視察2日目
今日は鶴岡市に移動し、10時から鶴岡市立病院を訪問し、医療DXの取組について視察調査。
鶴岡市病院事業の八木実管理者からご挨拶いただき、地方創生の一環で、2016年国立がん研究センター初の鶴岡連携研究拠点「がんメタボロミクス研究室」が開設されたこと、その第2期プロジェクトとして、がん研究を基盤とした地域医療モデルを構築し、地域医療の向上と関連産業の取組が進められているとのお話を伺いました
地域医療連携では、千葉県柏市にある国立がん研究センター東病院と荘内病院が協定を結び、鶴岡にいながら、遠隔で診療、治療、術後フォローを享受できる体制をつくり、がん相談外来を月1回程度開設しています。
具体的な取組として、矢野亮産科婦人科医長から遠隔アシスト手術の様々な効果を伺いました。
地方の病院に勤務していても、国立がん研の最先端医療技術をオンラインでリアルタイムで学ぶことができます。
地方と都市における医師のスキル向上、研修機会の格差を埋めることから、研修医の関心も高く医師不足の解決にもつながると期待されています。
患者側のメリットとして、身近な医療機関で質の高い医療を受けられる、身体的、精神的、経済的な負担軽減に加え、安心感も生まれます。
これまでの遠隔手術の件数は26件で、うち8件が婦人科とのことでした。
矢野先生は船橋市ご出身とのこと。
こちら荘内地域は、海の幸山の幸に恵まれ、豊かな食文化も魅力と語っておられました。
佐藤紘一小児科医長兼副集中医療センター長からは、手術重症部門システム導入による様々なメリットについて、看護部からはAIを活用した勤務表作成システムの効果についてもご教授いただき、大変充実した視察調査でした。
また、思いがけず、S字結腸の遠隔アシスト手術もリアルタイムで見学させていただきました。
ご丁寧な対応に心から感謝いたします。
午後は、月山福祉会を視察。
こちらでは、思いがけない出会いがありました。
また改めて、ご報告します。