日本海総合病院/健康福祉常任委員会県外視察

おはようございます。
酒田の朝は快晴です。

昨日から、健康福祉常任委員会の県外視察で山形にきています。
昨日は、地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構の日本海総合病院を訪ね、地域医療連携法人「日本海ヘルスネット」や医療DXについて学びました。

過疎化が進み、医療人材の確保が厳しいここ荘内地域では、官民の垣根を超えて持続可能な医療提供体制をつくるため、2018年4月日本海ヘルスケアネットが設立されました。

同連携法人を推進して来られた栗谷芳樹顧問や島貫隆夫理事長にご同席いただき、医師看護師の人事交流、維持透析機能の重点集約化、訪問看護ステーションの再編統合、地域包括ケアを支える医療情報ネットワークの展開等々、示唆に富んだ取組について、ご説明を受けました。

その後、病院の駐車場に移動し、医療MaaSの新たな取組、主に中間産地の患者さんにアウトリーチとして活用を始めた車両を見学。
看護師と事務員が乗車し、患者宅を訪問し、医療を届ける新たな試みです。
医療MaaS車内でのオンライン診療は実施可能と山形県が解釈し、次なる展開も目指しているそうです。
7月の豪雨大水害時にも活躍したとのこと。

千葉県内における医療連携推進法人は、老舗の房総メディカルアライアンスと今年9月設立の東葛南部メディカルアライアンスの展開ですが、公立公的病院を核とした次なる展開の可能性もあるとかねてから考えていました、
この学びを県幹部や委員間で共有できたことも大きな収穫だと思います。
今後の千葉県の医療政策に生かしていけるよう研究を進めていきたいとの感想が多く聞かれました。