月山福祉会/農福連携

おはようございます。
県外視察最終日となりました。

昨日の午後は鶴岡市にある社会福祉法人「月山福祉会」を訪問。
昭和63年4月に右マヒ脳卒中者を中心に無認可の小規模作業所として6名で開所。
以降、法人化し、ペットボトル等のリサイクル工場や農場を立ち上げるなど、多角的な事業を展開しています。

石川一郎理事長から現在に至るまでの奮闘やご苦労をお聞きし、障がいに関わらず、より良く充実した生活の基盤の大切さ、熱意が伝わってきました。
リサイクル工事で作業しておられた施設長は、なんと佐倉市中志津出身の方。
素敵な笑顔でご挨拶していただき、とても嬉しかったです。

その後、短角牛が飼育されている牛舎にご案内いただき、肉牛の繁殖・肥育の一貫経営の取組について、ご説明いただきました。
北里大学との共同研究で夏は山に放牧し、冬は牛舎で枯れ草のみ、穀物等の飼料も与えずに育てています。
肉牛として、3年間で600キロまで大きくし、70から80万円の値がつくそうです。
今は年間8頭の出荷で赤字だが採算ベースに上がる15頭を目指していくとのこと。

広大な農地では、鶴岡特産だだちゃ豆や長ねぎ、ブルーベリーやイチジクも栽培し、ジャムも製造しています。
就労継続支援B型福祉作業所では工賃向上にも積極的に取り組むなど、自主事業を追求する姿勢に学びました。

今日は、これから仙台に移動し、医療過疎地域における遠隔診療の取組について調査予定です。
千葉県の医療政策に活かすべく、しっかりと学んでまいります。