保健医療大学の機能強化/調査検討事業報告案

こんばんは。
今日も一日冬に逆戻り、寒かったですね。
夕方、県庁に向かう途中、桜色が視界に飛び込んできました。
県議会棟と道を挟んだ向かい側の広場に、河津桜など早咲きの桜が開花していました。
少し寄り道して、春の気分を先取り。

その後、控え室に行き、相談案件を一つ片付け、18時から開かれた「保健医療大学の機能強化に向けた調査検討会議」を傍聴。
外部有識者による会議は、今日で終了となり、これまで出された意見を踏まえた報告書案が示されました。
神奈川県立保健福祉大学名誉学長の中村丁次座長や千葉県医師会の入江康文会長、ちばぎん総研の前田栄治社長をはじめ、各分野での専門家14名が闊達に議論。

大学院設置やワンキャンパス化、公立大学法人化といった大きな方向性はまとまりましたが、施設の整備費用や法人化した場合の人員や組織体制、経営シミュレーションや財政面での具体的な検討については、これから。
県が来年度半ばを目途に検討を詰め、最終日報告案をまとめ上げるとのことです。

保健医療大学(保医大)の在り方検討、将来像については、県は喫緊の課題として捉えつつも、前知事の元では議論を先送りにしてきました。
この問題について、私も長年継続して取り上げてきましたが、一昨年は静岡県立大学看護学部看護研究科や静岡社会健康医学大学院大学への視察調査を踏まえ、より具体的に執行部と意見交換してきました。
今年度に入り、熊谷知事の決断により、調査委託事業を開始し、平行して調査検討会議が開かれ、大きな前進に繋がったことは、嬉しい限りです。

千葉県民の命を守り、健康を支える保健医療の専門職数が全国レベルで下位低迷している本県において、健康長寿の基盤や地域医療の体制をどう創り出していくのか。 
保医大に期待されている役割は大きく、課題は山積しています。
引き続き、しっかりと取り組んでいきます。