社会全体で子ども・若者を育てる

7月23日(日)

梅雨明けしましたが、暑い日が続いていますね。
先週12日(水)に6月議会が閉会し、今週は18日(火)臼井駅、
21日(金)志津駅で議会速報を早朝配布しました。
残るユーカリが丘駅は、明朝24日(月)の予定です。

20日(木)午前は、学校や文化施設、公園など県の施設における
農薬・化学物質の使用状況調査を踏まえ、年に1度の県交渉。
関係する部局は、環境、農林、健康福祉、県土整備、教育庁と広く
各担当課に取り組み状況をご報告いただき、さらなる周知徹底と
改善を求めました。
この調査は今年で7年目となりますが、当初と比べると大きく前進。
地道に積み重ねていくことで、化学物質による健康被害を防ぎ、
県民の生活環境の改善につなげることを目的にしています。

21日(金)は朝の駅頭活動を終え、千葉市学習センターへ。

中核地域生活支援センター大会
中核地域生活支援センター大会に参加しました。

今年のテーマは、「若者たちの見えない貧困を考える~我が事・丸ごとの
仕組みづくりに向けて」
中核地域生活支援センター大会1

つながりから遠ざかる子ども・若者の現実が報告され
支える側の偏見の問題、地域や行政の係わり方、
制度のはざまにある課題等々、幅広く問題提起されました。

午後のシンポジウムでは、市民ネットの元市議の湯浅美和子さんが
パネリストとして、登壇。
こどもおうえんだんの湯浅さん

一昨年に設立した「ちばこどもおうえんだん」の理事長として
活動報告がありました。
その後、18時から印旛保健所で開かれる「地域医療連携会議」の傍聴
のため、JR千葉駅に向かったのですが、なんと集中豪雨のため
八街・佐倉間の運行がストップ。
議会担当の職員さんに遅刻の連絡を入れていただきましたが、
会場に到着したのが、18時半過ぎ…。
それでも地域の医療関係者の生の声を聞くことができ、
有意義でした。

22日(土)の午前中は、さくら市民ネット通信の読み合わせがあり
午後からは県教育会館へ。

定時制高校夜間給食を守る会主催の集会「食でつながる学校・地域」に参加。
食でつなぐ学校・地域

基調講演の講師は、小河光治さん。
小河光治さん

「あしなが育英会」で遺児など子どもたちの支援に長年従事された後、
2015年6月に子どもの貧困対策センター公益財団法人「あすのば」を設立。
代表理事として、若者をセンター(中心)に、社会全体で子ども・若者を
育てる活動を精力的に行っておられます。
学生らの発案で「入学・新生活応援給付金」のための
「ここにいるよ。」プロジェクトをスタートし、全国30会場で募金活動を行い
初年度は790万円が集まり、今春の寄付額は、なんと1億500万円に。

1000万円という匿名の多額寄付も含め、2万7千人以上から集まり
今春は前年度の11倍の2256人に給付金を渡すことができたとのこと。
世の中、捨てたものではないですね。

また、子どもの貧困は、お金がない=貧乏、「貧」へのアプローチ
だけではなく、「困」へのアプローチ、困ったときに頼れる人を増やす、
お金がなくても生活や進路で困らないようにすることが大事。

「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」
社会福祉の父とも言われ、戦災孤児と知的障害児の施設・近江学園を
創設した糸賀一雄さんの言葉を借り、生きづらさを抱える子どもたちを
社会全体で支えようと熱く語りました。

パネリストの方々
後半は、3人のパネリストも加わり、食が果たす役割、食が取り持つ
関係性、定時制高校における夜間給食の意義が語られ、
会場とディスカッション。

昨年の9月議会で提出された「夜間給食の継続を求める請願」の
行方が心配だという声も…。
先の6月議会最終日の討論では、この請願の「採択」を求めました。

6月議会最終日の議案討論

残念ながら4度目の継続審議となってしまいましたが、
引き続きこの問題にも取り組んでいきます。