宮崎・熊本県視察調査

おはようございます。
健康福祉常任委員会県外視察3日目、熊本県での朝です。
今日は午前中に熊本市立熊本市民病院、午後からは熊本県庁にて地域医療構想に係る取組について、視察調査します。

昨日は宮崎県立宮崎病院で病院局長と次長の方々から県立病院の経営改善の取組についてご教授いただき、施設の免震化についても見学。
公立公的病院の約9割が赤字を余儀なくされていますが、あらゆる経営努力を行なっても厳しい状況を共有することができ、本県でも参考になる点がありました。

その後は、都城にあるイオンショッピングセンター内にある「シニアのためのフィットネス遊癒」へ。
介護予防を目標として、高齢者の運動機能と認知機能の向上に相乗効果をもたらすことを期待したユニークなデイサービスについて見学。
看護師等の専門職のサポートの下、買い物支援に同行して栄養面でのアドバイスなども行っているとのこと。
デイサービスに通いたくない理由を分析し、高齢者が何を求め、何が楽しいと思うのかを考えたところ、日常に必要な「買い物」をきっかけに外出してもらい、健康チェックやマシントレーニングをしつつ、交流ができる場を提供しています。
要介護に至る前段階での要支援での取組の重要性を再認識しました。

午後は、昨年3月に新設された熊本県動物愛護センター「アニマルフレンズ熊本」を訪問。
殺処分ゼロを前提に、愛護啓発、教育活動、譲渡活動や動物保護の拠点として熱心に活動されています。
保護される犬猫の70%が多頭飼育によるものだそうです。
譲渡会には月100人もが参加し、昨年は犬314頭、猫255頭が譲渡され、それぞれ93.2%、75.2%の譲渡率とのこと。
本県の今後の動物愛護施策に大変参考になる取組を学ことができました。
ご対応いただいた関係者の皆様に感謝いたします。