我が事・丸ごとって何?—市民ネット主催・社会保障の学習会に参加
今日は真夏のような暑さでした。
午後は市民ネット主催の社会保障の学習会。
立教大学コミュニティ福祉学部の芝田英昭さんを講師にお迎えし、国が進めている「我が事・丸ごと」地域共生社会について学びました。
地域で生じるあらゆる課題・問題を地域住民が自助・共助を基本に解決するとしていますが、この方向性は公的責任のもとで生存権を保障してきた土台を揺るがしかねないと問題提起がありました。
地域で住民が自発的に福祉向上に取り組んできた運動・実践と国によるお仕着せの「地域共生社会」とはベクトルが真逆。
社会保障の本来的あり方や公的責任が縮小の方向で進められている現状を学びました。
昨年12月12日の厚労省告示第355号で以下のように示された。
「市町村は、地域住民が地域生活課題を自らの課題として主体的に捉え、解決を試みることができるよう地域住民、地縁組織その他地域づくりに取り組む等の地域の関係者に対して、必要な働きかけや支援を行う者の活動の支援を行う」
この意味するところは???
国の動きを注意深く見つめ、社会保障を縮小させない運動につなげていかなければなりません。