甲状腺エコー検診in佐倉
福島原発事故から7年が経過しましたが、政府は放射能による健康被害の影響についてきちんと調査していません。
福島県ばかりではなくこの千葉県内では東葛地域、この佐倉にも多量の放射性物質が降り注ぎました。
そして佐倉市も含め県内9市が国から汚染状況重点調査地域に指定されています。
原発事故後に超党派の議員立法で健康影響調査を実施するための法律もできましたが、事実上機能していません。
この間、私も原発事故被災者支援の議員連盟のメンバーとして活動し、千葉県に対して国に速やかな健康影響調査の実施を求め、それが実現しないのであれば県が独自に実施すべきと議会で発言してきました。
しかし、ほとんど何も前進せず、何も変わらない空しさ、忸怩たる思いを感じざるを得ません。
そんな中、我孫子や柏市等では甲状腺エコー検診の補助金を出す自治体も少しずつ増えてきました。
我が佐倉市ではそれもありません。
ということで、市民団体がボランティアで協力してくださるドクターを探し、手弁当で検診会を開いてきました。
佐倉でも市民ネットのメンバーを中心に年に一度開催しています。
本当は原発を国策として推進してきた政府が責任を持ってやるべきことです。
とはいえ、健康影響は一人ひとり経年経過をみていかなければ分からない、待ったなしの対応が必要と活動しています。
昨年に引き続き今回も記録係を担当しました。
午前の部は、原発事故当時生まれていなかった4才から19才の子どもとお母さん二人を含め、17人が検診を受けました。
ご協力いただいたドクターに心から感謝します!