かながわ高校内居場所カフェ・サミット
今日は14時から開かれた「かながわ高校内居場所カフェ・サミット2019」に参加しました。
それにしても久し振りの横浜というか、神奈川県教育会館は遠かった!
しかし、それ以上に沢山の関係者から直接お話しを聞くことができ、収穫大でした。
今年1月には千葉の定時制高校の先生たちと一緒に神奈川県立田奈高校の「ぴっかりカフェ」を見学したのですが、今日は神奈川県内の13校の関係者が集いました。
横浜と川崎の市立3校も含まれ、両市の福祉と教育セクションの職員も参加。
神奈川県からは教育局指導部高校教育課の川端さん、千葉出身で神奈川県立高校のスクールソーシャルワーカー(SSW)、それから千葉から参加した県立高校SSWさんともお話しすることができました。
昨年は県内9箇所だった居場所カフェは13箇所になり、県外でも増えてきています。
家庭にも従来の学校にも安心できる場所を持たない子どもたちの居場所として高校内にサードプレイスをつくり、生徒たちとの信頼関係を育てています。
結果として、生徒が抱える課題の早期発見や予防につながり、中退防止や就職等の進路決定に大きな成果が期待されています。
各学校でのカフェ運営を担う団体も、社会福祉法人やNPOの他に地元密着の企業と多彩。
また、カフェと言っても一様ではなく、食育としてのクッキングサロン、キャリア教育や地域での就業体験、大学生ボランティアとの交流等々、さまざまな取り組みが展開されています。
居場所カフェの必要性はますます高まっており、継続していくためには運営資金が不可欠です。
神奈川県では県費で行っていますが、それに加えて民間からの財政支援、地域のボランティアさんの支援は欠かせません。
各学校の「カフェマスター」さんたちが登壇してのパネルディスカッションは熱気にあふれ、あっという間に時間切れとなりました。
最後にマスターたちが語った深い一言。
- カフェは手段。どう生徒を支えていくのかが目的。困った時に社会的支援を求めて良いのだと教えられる最後の砦だ。
- カフェは入り口。学校をプラットホームに、学福をキーワードに。
- 社会と学校をつなぐハブとしてのカフェ。孤独や絶望に陥らせないための予防支援。学校で作った信頼貯金が社会に出た時に助けてくれる。
- カフェに競争はない。従来の競争の場としての学校文化を変える大きな可能性がある。
千葉でも、神奈川県のような高校内居場所カフェをぜひ実現させたい!
そのための具体的な取り組みも身近で動き出しています。
私も力を合わせて一緒に活動していきます!!