平和を守り真実をつらぬく民主教育・子どもを中心に据えた教育改革をめざして

第69次千葉県教育研究集会

第69次千葉県教育研究集会

今日は第69次千葉県教育研究集会に参加させていただきました。
9時20分からの開会式には、清水日教組書記長、高橋副知事、熊谷千葉市長、澤川県教育長や小谷連合千葉会長をはじめ推薦県議10名も出席。

県内各地から小中学校の先生方1000人が集まり、日々の教育実践を持ち寄り、交流します。
今回提案されるレポートの数は、299本とのこと。

第69次千葉県教育研究集会

第69次千葉県教育研究集会

第69次千葉県教育研究集会

開会式と並行して26の分科会が開かれ、私は式典終了後に第14分科会「両性の自立と平等をめざす教育」を傍聴。
研究主題は、「ジェンダー平等の視点に立って、両性の自立と平等をめざすには、学校や家庭・地域での問題をどのように捉え実践していけばよいかを明確にする」です。

年齢に応じた絵本やDVD教材を使って個人の尊厳や個性、性の多様性を気づかせる、性別役割分担という固定観念に縛られず自らの意思でどんな職業も選択できることを伝える、LGBTに対する教員の理解を広げるための研修、保護者や地域を巻き込んでの授業参観等々、どの発表も興味深く大変勉強になりました。
何よりも感心したのは、指導による成果、授業実践を意識変容につなげ、検証していることです。

第69次千葉県教育研究集会

第69次千葉県教育研究集会

特に印象に残ったのは、印旛支部の多辺田優子先生と松下洋子先生が発表した男女平等の視点から考える学校教育。
管内156校の小中学校に活動案や資料を配布し、小6への家事の男女分業意識アンケートを毎年取ることで意識変容を確認しています。
この9年間の成果がグラフから明らかに見て取れます。
印旛支部の研究経過を見ると、我が息子たちにもその意識がしっかりと根づいているのは、家庭だけではなく学校教育の賜物だったのだと嬉しくなりました。

第69次千葉県教育研究集会

共に認め合い共に生きる社会をめざす子の育成に、日々取り組んでおられる先生たち。
その熱意に勇気づけられました。
これからも現場の先生に学び、政策提案に繋げていきます。
ご指導の程よろしくお願いいたします!