臼井文化懇話会創立35周年記念祝賀の集い・佐倉男性合唱団定期演奏会

今日は、35年前の昭和59年に創立された「臼井文化懇話会」の祝賀会にお招きいただきました。
同会は新旧住民の交流の場として、歴史の探究、印旛沼の環境、文化を通じたまちづくりなどを提言し、臼井風土記や郷土文化誌「うすゐ」を発刊してきました。

会の発祥地である臼井の歴史は平安時代に遡り、室町時代には臼井興胤がこの地を治め、戦国時代に入ると関東は戦乱が絶えず、文明11年（1479）太田道灌軍、永禄9年（1590）上杉謙信軍など臼井で数々の戦いがあったとのこと。

徳川家康が関東入国後は、その家臣酒井家次の臼井藩城下町となるが、その後に廃城廃藩となり、徳川幕府直轄の天領となるも約100年後に佐倉藩に組み入れられたという歴史があります。

臼井城址には、江戸を開いた歴史的文化人の太田道灌公の右腕・太田図書のお墓があり、そのご縁から太田家末裔の太田資暁（すけあき）さんによる基調講演がありました。
道灌を大河ドラマに！という思いで署名活動も行っていらっしゃいます。

もう一人のゲストは、なんと臼井氏29代目の臼井興胤（おきたね）さん。
現在は、名古屋のコーヒーで有名なコメダホールディングスの社長さんですが、セガの社長や日本マクドナルドのCEOも務められたユニークな経歴をお持ちです。
ご挨拶に伺ったところ「佐倉にパン工場を作ったのですよ。やっぱりご縁があるのですね」とのこと。

祝賀会には佐倉を代表する各方面の方々が集い、大盛況でした。

午後2時前に会を一足早く失礼し、次は臼井の音楽ホールで開かれている佐倉男性合唱団定期演奏会へ。
日頃から大変お世話になっている方々の晴れ舞台です。
少し遅れての到着となってしまいましたが、こちらも大盛況で2階席も一杯でした。
日頃の練習の成果が伺える素晴らしい歌声に癒されました。
特に、ゲスト出演のメゾソプラノ歌手二瓶純子さんとの合唱「落葉松」が素敵でした。

今日は文化の日。
おかげさまで心豊かな一日を過ごすことができました。