6月県議会議案説明・新型コロナウイルス対策
6月定例県議会が来月10日に開会します。
今日は午後1時から執行部から議案説明を受けました。
補正予算と条例制定・改正を含め、14本が提案予定です。
特に関心の高い補正予算は、総額181億3,800万円。
財源の大半は、地方創生臨時交付金や緊急包括支援交付金といった国からの支出金で賄われます。
新型コロナウイルス感染症対策162億2,800万円のうち105億5,900万円が医療提供体制の整備に充てられています。
新たに感染症対応医療機関への支援として患者受入協力金(入院患者1人あたり50万円)や空床確保(1床あたり16,000円〜97,000円)等が盛り込まれています。
国からの交付金を活用し、ようやく医療現場への手当を始まろうとしています。
これまで感染拡大期に奮闘してこられた医療現場に対し、今後の対応は後手に回らないようにしていかなければなりません。
特に、直接コロナ対応に従事する医療関係者の方々への手当てを県として検討すべきと求めているところですが、担当課では病院への協力金50万円の中で各医療機関が対応してほしいとの考えです。
しかし、各種病院団体の調査でも新型コロナによる病院経営の悪化が示されており、このままではボーナスも出せないのではないかといった声も出ているそうです。
国では第2次補正予算で医療従事者等への慰労金20万円の話も出ていますが、千葉県としてこれまで厳しい医療現場で奮闘してこられた方々への感謝と敬意を込めて別立ての手当てを出すべきだと思います。
この他に、PCR検査体制の拡充のために14億4,761万円が盛り込まれています。
かねてから求めていた地域外来・検査センター委託事業も新設され、8億1,500万円。
県から地域医師会等への委託で運営され、県内10箇所の想定です。
すでに松戸や八千代など5箇所ですでにスタートしており、さらに印旛エリアでの実施も含めて拡充される見通しです。
コロナ医療関連については、6月17日の会派代表質問でも担当するため、引き続き情報収集と県執行部とのやり取りを重ねていきたいと思います。
画像は、佐倉城址公園の青紅葉とアザミ。