東千葉メディカルセンター告発問題/ 東金市議会調査特別委員会

東千葉メディカルセンター告発問題/ 東金市議会調査特別委員会

今日は朝10時から東金市議会で開かれた東千葉メディカルセンター(略称MC)告発問題にかかわる特別調査委員会を傍聴しました。
あらかじめ市議会からMCに調査項目として出されていた約70項目への回答が出され、質疑が行われました。

委員会から参考人として招致されていたのは、MCの事務部長、総務課長、財政副課長、医事課長でしたが、総務課長は体調不良との理由で欠席。
県から派遣されている事務部長が大半の質疑に答弁し、同席していた理事長も都度発言しました。

お昼休み1時間を挟みましたが、終了の午後4時までに市議会議員からさまざまな疑問や質問が出されました。
不正告発事件が提起した問題点はさまざまありますが、今日の傍聴を通じて違和感やさらなる疑念を感じました。

その主なものとして

  • 不正や違法と思われる告発事案の決済・実行者は、県から派遣された前事務部長であるとの答弁に終始。しかし、前事務部長は今年1月に急死しているのでその経緯や理由を確認することができない。
  • 今年4月に県から派遣されている新たな事務部長は自らの決済で特別な能力を有するとされる8級に昇格し、調整手当月額27万円が支給されているが、MC出向直前の等級は6級。自らの給与水増しについての謝罪や反省の弁が述べられる場面はなかった。
  • 本来入札契約すべき委託業務を随意契約とするなど、地方独立行政法人法に基づく業務方法書で定められている各種規程の整備や運用が行われず、内部監査が働かなかった、その責任が職員の資質の問題とされていること。
  • さらに驚くべきこととして、昨年度の業務委託契約で入札契約をおこなったのはわずか1件のみで、残りはすべて随意契約。告発事案のほとんどについての起案決済文書の存在は確認できない。
  • 設立直後の実績のない会社に委託した業務がさらに下請けに丸投げされていたことは告発によって初めて認識した。

等々、書き切れないほど不可解なことばかりです。

明日は午前10時から県議会で総務防災常任委員会が開かれます。
夕方、東金から千葉に戻り、会派同僚の網中議員と情報共有しました。
明日の常任委員会でしっかり網中議員に取り上げてもらいます。
ぜひご注目ください。

東千葉メディカルセンター告発問題/ 東金市議会調査特別委員会