フリースクール等教育機会確保議連視察/ スマイルファクトリー訪問
議連2日目の視察は、大阪府に来ています。
朝8時半に神戸を出発し、午前中は池田市にあるスマイルファクトリーを訪問。
初めに、池田市教育委員会の方から不登校支援から始まった官民連携の経緯について、説明を受けました。
池田市では、不登校率が全国比よりも上回った平成13年をきっかけに不登校解消への新たな方策が生じたこと、NPOに当時の教育相談業務を委託したことから民間との連携がスタートしたとのこと。
スマイルファクトリーは、2002年10月に任意団体としてスタート。
翌年6月にNPO法人トイボックスに合流し、小中学生を対象としたフリースクールとして、さまざまな課題を抱える子どもたちをサポートしてきました。
日本初の公設民営フリースクールですが、2007年には通信制高校と連携した家庭科の技能連携校も新設し、6才から20才までの約70人が市内外から通っているそうです。
スタッフの体制は、全体で16名、毎日7〜8名。
安全な居場所、生きる力を育む場所が活動方針として、体験・経験値を増やし、想像する力、チャレンジできる力をつけ、自他への肯定感を高めることを目標としています。
今回の視察先では「公設民営」のフリースクールが「公教育の補完」から「多様な学びの場の選択肢のひとつ」になっていること、官民連携の課題について学びました。
レクチャー後は、施設見学へ。
夏休み中のため、子どもたちの姿はありませんでしたが、廃校した学校施設の有効活用の点でも教育目的にかなっています。