仙台七夕/ 長崎田上市長平和宣言/ 平和の文化

昨日8日から郷里の仙台に帰省しています。
3年ぶりに開催された仙台七夕。
今年はどうしても見たいという気持ちになり、少し早めのお盆休みをいただきました。

3日間開催の最終日でしたが、私にとって十数年ぶりの七夕は見慣れぬ風景。
コロナ感染対策として、吹き流しなどの飾りは人の手に届かない地上2メートル以上、店先での飲み物やかき氷などの提供もなし。
宮城県が開催日前日から「BA5対策強化宣言」を発出したこともあり、主催者側も気を遣っている様子が伺えました。

それでも、各店舗が出店する七夕飾りは色とりどりで趣向を凝らした笹も多く、行き交う人々の目を楽しませてくれました。

とりわけ印象的だったのは、一番町アーケード入り口のふるさと復興プロジェクトの折り鶴。
ブルーと白の折り鶴、65000羽は、仙台市内の児童生徒が作ったそうです。

また、恒例の平和の折り鶴も健在。
折しも今日は長崎への原爆投下から77年、長崎平和公園で平和記念式典が開かれました。

いつもながら、長崎市の田上富久市長の平和宣言は心に響きます。
8年前、田上市長が佐倉市の平和講演会にお越しいただいて以来、尊敬申しあげています。

今年の平和宣言では、ウクライナに心を寄せ、日本政府と国会議員に対し「核兵器禁止条約への署名・批准」を力強く訴え、「市民社会の中に平和の文化を根づかせていく」揺るがぬ信念で行動する姿に胸が熱くなりました。 

長崎市の平和宣言は、以下でご覧になれます。

仙台七夕はきらびやかなイメージが先行しますが、もともとは技芸上達や自らを律することを志した祭りとして行われていたとのこと。
中国の乞功奠(きっこうでん)という星まつりに由来し、これが平安時代に日本に伝わり、江戸時代に民間に普及し、ここ仙台に七夕まつりをもたらしたのは伊達政宗公と伝えられています。

七夕まつりを通して願う無病息災、家内安全、商売繁盛、そして核兵器廃絶と世界の恒久平和への願い。

すべてのベースである市民社会における平和の文化を根づかせるため、私も微力ながら取り組んでいきたいと心を新たにしました。