子どもたちをよろしく/ 寺脇研×前川喜平トークショー
今日は、NPOハイティーンズサポート千葉主催の上映会「子どもたちをよろしく」へ。
千葉市生涯学習センターで午前・午後・夕方と3部制で開かれ、18時過ぎからは映画企画者の寺脇研さんと前川喜平さんのトークショーでした。
1時間45分の映画は、家庭でも学校でも居場所のない行き場を失った高校生たちの生きづらさを描いた重苦しいストーリー。
家庭内暴力、ネグレクト、家庭崩壊、親不信、いじめ、自殺がリアルに描かれ、息苦しい展開でした。
上映後は1階カフェで友人たちと軽食をとりながら、短い時間での近況報告。
その後の元文科省官僚のお二人のトークでは、これまでのご経験を踏まえて本音炸裂。
子どもたちに対する真摯で温かな眼差しが伝わってきました。
★寺脇さん、前川さんのキーワード
この映画を日本中の大人に見てほしい
今や子ども1人に大人8人
一人ひとりができることをしよう
日本では子どもの自殺が増えている
年間500人近く、死因の1位
子どもの幸福度ランキング 38カ国中37位
日本の子どもは自己肯定感、自尊意識が低い
学校が楽しい場所ではない
経済的貧困、お金だけでない人間関係の貧困
精神的幸福度も低い日本
コロナ禍で居場所がなくなった子ども
意志を持って子どもにかかわる大人が必要
教師志望の倍率が低いこと=質が悪いと決めつけてはダメ
教育格差の構造を解き明かし、解決を迫る
子どもの心を育てる 子どもに向き合う
教師は素晴らしい仕事
子どもを見守る地域との連携
地域社会とのつながりの中で教員も成長していく
学校はコミュニティの基本
学校と地域が子どもたちを育てていく
子どもを取り巻く豊かな人間関係
親、教師だけではなく、地域の斜めの関係がどれだけあるか?
地域の中にいろんな子どもがいる
すべてのマイノリティが存在するのが、公立学校
もっと学校に安心できる居場所を
今日の街中はクリスマスを祝う人々が行き交い、賑やかでした。
その一方、孤独や孤立に苦しむ子どもたちが確実に存在しています。
見ようとしなければ見えないこと
見えなければ、分からないこと…
一人ひとりの大切な命
子どもたちが生まれてきて良かったと思える社会に