定例県議会最終日/ 幼稚園にあって保育園にない安全計画/ 補正予算への賛成討論

おはようございます。
昨日、12月県議会が閉会しました。
午前中は、来客、議運、会派総会と続き、午後1時からは本会議。
その後、追加補正予算を審議する常任委員会、本会議を再開しての議案の採決。
散会後は、2月代表質問の勉強会、夕方からは党県連会議と大忙しの1日でした。

健康福祉常任委員会では、付託された追加補正予算について、審議。
予算に盛り込まれたコロナ対策については、先週15日の同常任委員会で実質的な中身の議論は行なったので、子どもの安全対策支援事業に絞って端的に質問しました。
この事業は国の補正予算が財源ですが、国から保育園等に義務づけられる「安全対策」の事務連絡が出されたのが、先週15日。

幼稚園や学校には安全計画の策定が法的に義務化されているのに、保育園等には義務づけられていません。
この法の網目の問題に着目し、問題解決にいち早く動いたのが、立憲民主党・千葉県選出の小西ひろゆき参議院議員。

2021年7月福岡で起きた痛ましい事故、保育所の送迎バスに取り残され熱中症で亡くなったお子さんの親の無念を我が事と受け止め、小西議員が代表質問したことを契機に、今年5月国会で児童福祉法改正修正案が全会一致で可決成立しました。
この修正案も小西議員が起案し、野党で共同提出。
しかし、その後、安全対策に関する国からの通知が自治体になかなか届かず、私もたびたび担当課に問い合わせてきました。
県や市町村も、来年4月まで条例改正しなければならないのに、ようやく先週15日に届いたのでした。

前置きが長くなりましたが、今回の補正予算では、認可外保育園と児童デイサービス等に対する送迎バス安全装置や登園管理システム導入等への補助金が盛り込まれています。

質疑の結果、年度内での支給を目指すが、やりきれない事態を見越して、来年度も支給できるように全額繰越明許設定したこと、児童デイは2000台を超える送迎バスが対象であること、安全装置については国からの詳細なガイドライン待ちであるとの答弁がありました。
今朝の新聞記事で、昨日20日に国交省からそのガイドラインが示されたと報じられていました。
先週15日に引き続き、偶然にも議会質疑のタイミングと微妙なタイムラグ。

昨日の常任委員会では、議案第32号追加補正予算に賛成討論し、コロナ第8波の県の対策、年末年始の発熱外来の診療体制の強化、新たな医療調整センターによる保健所機能の拡充を評価し、迅速かつ適正な予算執行を要望しました。

今朝は、議会運営委員会の視察で三重県議会に向かっています。

議会運営委員会の視察で三重県議会に