里山の秋 敬老会へ
10月2日(日)
和田地区の敬老会にご招待され、お邪魔した。
同地区は農村地帯で自然豊かな谷津・里山が広がっている。
田んぼの稲刈りも終わり、穏やかな秋の休日、和田ふるさと館に
地域のお年寄りをはじめ、老若男女が集まってお祝いした。
私の住む臼井地区は新興住宅地であるが、大野前県議の時から
距離的には離れているにもかかわらず、毎年和田地区の敬老会に
ご案内をいただいている。
私は初参加だったのだが、和田地区を訪れるのをとっても
楽しみにしていた。
というのも、和田は下勝田の湧水、道祖神の湧水、そして勝間田の池など
佐倉の湧水30に選ばれるほど自然豊かで歴史風情のある名所が
多く残されている。
会場付近の路上で懐かしいお顔を発見し、びっくり。
市議会で先輩議員であった吉井さんがかっこいい制服を着て、
交通整理をしていらっしゃった。
地区社協の会長をしている同じく市議会の先輩、戸村さんにはお目に
かかれなかったが、おおぜいの市職員やOBの方々が地元住民として
敬老会を盛り立てておられた。
今年3月に市議会を去って以来の再会で、話もはずんだ。
午前中の式典の部もアットホームで何よりも来賓用の花飾りもなく
形式ばらない内容が嬉しかった。
佐倉市内の75歳以上の高齢者は、今年1万6557人で和田地区は
332人。90歳以上の方は4人いらっしゃるとのこと。
わらび市長は午後からお見えになるとのことで、私が拙いお祝いの
の言葉を述べ、新しく地元から選出された石渡議員からもご挨拶が
あった。
その後、和田幼稚園の子どもたちが一生懸命に歌やお遊戯を披露してくれた。
可愛らしい姿に思わず、にっこり。
ほのぼのと幸せな気分になった。
会場を後にし、美味しいランチをいただいてから、
午後一番の県ネット主催の学習会に参加。
今井一さんに「脱原発 国民投票」のお話をしていただく。
原発の是非を誰が決めるのか、国会議員が決めてよいのか、
エネルギー政策の今後のあり方について、どのようにしたら
私たちの意見を反映させることができるのか、問題提起を受け、
改めて考えさせられた。
スイスやイタリアでも国民投票があり、脱原発が社会的合意を
得たことに希望が見えたが、ここ日本ではどうなのか?
憲法改正との絡みで難しい問題もあるが、このままでは
消極的原発推進に舵が切られる危険性も否めない。
敬老の秋、食欲の秋、悩み深き秋…。
実り多き秋の一日だった。