佐倉アグリフォーラム’13
3月23日(土)
京成臼井駅ちかくの御伊勢公園と音楽ホールで開かれたアグリフォーラム。
公園の桜はどうかなと出かけたが、まだ三分咲きで、お花見にはちょっと
早い様子
周りに張られたテントでは、佐倉で採れた野菜や佐倉産の畜産物を使った
ソーセージ、花の苗などが並べられ、元気のよい呼び込みが飛び交い
人が集まっていた。
有機農業家の師匠的存在である林農園の林さんもメンバーの
農家のおかみさんたちの集まり「あすなろ会」のテントに足を運ぶ。
ちょうど林さんと馬渡にある旭鶴の女性杜氏の田中さんが店番をしていて
お話することができた。
商売上手の田中さんのトークにつられ、旭鶴の塩麹と低温生搾りの
千葉北総ひまわり油を購入。
ひまわり油は小瓶で1本1,800円とお高かったが、無農薬栽培のひまわり
を手作業で搾りだしているとのこと。
何年か前、農作業を終えた夕方に開かれるあすなろ会の集まりに
お邪魔させていただいたが、皆さんとても明るくパワフルで温かく、
日本の農業を支えているのは女性たちと実感したことを思い出した。
お隣の「あけぼの会」のテントをのぞくと、わいわいがやがや賑やかに
談笑中のベテランおかみさんたちから手作りのこんにゃくのつくり方を
説明され、こんにゃくと共に手作り味噌も購入。
そうこうしているうちにフォーラムが始まる1時15分前になり、
隣にある音楽ホールに移動。
急きょ、来賓あいさつのピンチヒッターを頼まれ、県議会代表でひと言
お祝いを述べた。
が、いつになっても大勢の方々を前にしたスピーチには不慣れで
居心地が悪い。
TPP交渉参加など日本の農業の基盤を揺るがす大問題が起こっているが、
農業を経済合理性だけで捉えるのではなく、環境保全や農村の伝統文化の
継承、食の安全保障など農業がもたらす多面的価値にもっと目を向け、
地域循環型農業を広げることで佐倉市の農業も発展してほしいと思う。
そんな思いを聞いていただいた。
お決まりのセレモニーの次は、おまちかねの佐倉高校吹奏楽部による演奏
「フライ・ハイ」「アラジン・セレクション」「シング・シング・シング」
と3曲続き、最後は「千と千尋の神隠しハイライト」。
華麗な演奏を楽しませていただいた。
それもそのはず、同吹奏楽部は、昨年の千葉県コンクールで
金賞・県代表を受賞し、東関東コンクールでも銀賞を受賞したとのこと。
ステージを眺めると、男子は後方に数名で、9割がたが女子学生。
ソロ演奏もひとり一人素晴らしく、本当に楽しそうに演奏をしている姿が
印象的だった。
農家のお母さんたちや佐倉校の女子学生とパワフルな女性たちから
元気をいただいた。
会場にも500人ちかくの市民が集まり、佐倉産米や佐倉の逸品が当たる
抽選会は、大盛況だった。
その後にある栄養教諭による学校給食のお話も聞きたかったのだが、
4月1日から早朝駅宣で配布する議会速報の紙面編集のため、
ホールを後にし、事務所に向かう。
県議会最終日討論、新聞折り込みの県議会報告、政策調査室の資料、
駅まきの議会速報と原稿書きに追われたが、ようやく小休止。
次なる懸案は、資料山積みの会派室のデスク整理…と
いつまで経っても、仕事が終わらない。