横浜市男女共同参画センターへ(その1)

4月16日(火)

新年度が始まった1日から、市内各駅で議会速報の早朝配布をスタート。
春の雨嵐による順延もあり、10日(水)JR佐倉駅を最後に終了。
残念ながら、京成志津駅と佐倉駅は私事で参加できなかったが、
高校の入学式に向かう親子連れや新入社員のフレッシュマンの皆さんの
門出にエールを送ることができた。

公私ともども慌ただしかった2週間が過ぎ、ようやく今週から通常モード
での活動に戻る。
今日は市民ネットのメンバーと横浜市の男女共同参画センターを訪問し、
素晴らしい取り組みを学んできた。

初めに訪れたのは、フォーラム南太田
南太田

ここでは、若い女性を対象とした「ガールズ」就労支援と就労体験の場
である「めぐカフェ」を見てきた。

「しごとがなかなか続かない」「人間関係が苦手」「働けるかどうか不安」
働きづらさに悩む若年無業の女性に支援の手がさしのべられていない
ことがセンターの他の事業を行うことで明らかになった。
その後、彼女たちへの支援を行うためにどのようなプログラムが有効か、
当事者へのアンケート調査等でニーズを掘り起こし、具体的な支援事業へ
と結びついた。

2009年度から「ガールズ編しごと準備講座」がスタートし、全11日間の
プログラムを終了した主に20代から30代の女性が「メグカフェ」で
就労体験を積んでいる。
現在までに52名が就労体験、内21名がその後、何らかの就労に至った
そうだ。
今年度は、講座修了者の後追い調査を行うとのこと。

大谷館長さんからご説明いただいた後は、館内1階にある「メグカフェ」
に移動。
メグカフェ1
メグカフェの名前の由来は、「めぐりあい」からきているとか。
講座修了者による投票で決めたそうだ。

こちらのメニューは地場野菜を使った化学調味料無添加のスープと
天然酵母パンのセット、手作りマフィン、ドリンクなど
メグカフェ2

運営態勢は、カフェコーディネーター1人、午前・午後のシフト制で
アルバイトスタッフ2人。
就労体験実習生は、ガールズ講座修了者を中心に半年ごとに受入れ、
ステップ1(無給で10日間)、ステップ2(手当付きで20日間)を設定。
接客や調理などの職能訓練ではなく、社会に参加するために必要な
ソーシャルスキル訓練の体験の場を提供している。

南生田駅から徒歩3分、1階のガラス張りのオープンスペースでは、
明るい光が降り注ぎ、図書コーナーと一体的に利用できるように
テーブルやいすが配置されている。
メグカフェ3

12時過ぎにランチをいただいていると、講座を終えた赤ちゃん連れの
ママたちがメグカフェに押し寄せてきた。
さらに彼女たちの母親世代のシニア女性のグループもやってきて、
今日は大盛況の様子。

保育室
こちらは保育室だが、予約をすれば、図書コーナーの閲覧時にも子どもを
預かってもらえるとのこと。

ママたちの生き生きした表情が印象的で、自分も大阪の豊中市で
市民活動していた十数年前にタイムスリップしたようだった。
まさにセンターが政策を実現する生きた拠点になっていることを実感。

南生田のセンターを後にし、次は戸塚にある2つ目のセンターへ。
こちらも充実した事業を展開していた。