東京高裁 八ッ場ダム裁判
6月2日(日)
明日は、東京高裁で八ッ場ダム住民訴訟の法廷が開かれる。
八ッ場ダム千葉裁判は、2009年1月に東京高裁に控訴して以来、
10回の進行協議が行われたが、ようやく初めての法廷となる。
三権分立はまさに建前、名ばかりで、民主党政権誕生、自民党の政権奪回
とこの間、裁判所は裁判を一時停止させたり、急に早送りさせたりと
風見鶏のごとく裁判の進行を司ってきた。
司法独自の判断によほど自信がないのか、政局頼みの判断といわれても
返す言葉がないのだろう。
何とも情けない限りだ。
今年3月29日には東京高裁で東京裁判に対する不当判決が出されたが、
この8年間の裁判をとおして八ッ場ダムに関する多くの真実が
明らかにされてきた。
続く明日の千葉裁判では原告側の請求が認められ、利水面では大熊 孝さん
(新潟大学名誉教授)、利水面では嶋津暉之さん(水問題専門家)の両氏が
証言することになっている。
今日は一斉に提訴した1都5県の全体弁護団会議が開かれ、今後の対応
について話し合った。
千葉でも今週は数度の弁護団会議が開かれ、また、大熊さんとの
打ち合わせのために弁護団も数回、新潟まで足を運んだ。
嶋津さんも千葉弁護団も多忙なところ、この裁判のために時間を割いて
準備に当たってくださった。
感謝に堪えない。
明日は午後2時15分~
東京高裁424法廷で証人尋問が行われる。
被告側千葉県からも代理人の伴弁護士はじめ関係各課職員が出廷する。
私たち原告の主張が誤っているのであれば、両証人に対する反対尋問を
ぜひ行ってほしい。
何もないとすれば、私たち原告の主張に異議がない、すなわち認めざるを
得ないものといわざるをえないのではないか。
いずれにしても、明日の裁判に応援傍聴に駆けつけてください!