大阪母子医療センター現地調査
午後から和泉市にある大阪母子医療センターへ。
同病院は全国で最も早く設立された周産期母子医療センター・小児医療センターであり、母子保健部門については国内で唯一、WHO共同研究センターに指定されています。
「母と子、そして家族が笑顔になれるように質の高い医療と研究を推進する」という基本理念のもと、先進的で精力的な取組をしていることがエネルギッシュな光田信明病院長のご説明から伝わってきました。
他施設で生まれた新生児をドクターカーで迎えに行く新生児搬送や他施設へ搬送する「三角搬送」を主体とした新生児診療相互援助システム(NMCS)や府内全域からの産科救急母体搬送の受入を担うOGCSシステムの基幹病院として先頭に立って動いておられます。
「胎児救急」「母体救命」のケースなのかどうかをまず確認し、1分1秒の速さにこだわり、新生児や母体の搬送に動く迅速性、医療ネットワーク内では原則断るのは1回のみという厳格なルールとのこと。
生まれた命やお母さんの命を守り抜く最前線の熱量に圧倒されました。