南奈良総合医療センターへ

健康福祉常任委員会県外調査2日目は、南奈良総合医療センターと兵庫県動物愛護センターを視察。
同病院は奈良県南部の山間部に2016年4月に開院。
過疎化や高齢化が進む南和地域の自治体病院を統合再編し、急性期と回復期医療を担う病院として広域医療企業団が他の2病院を含め、運営しています。

ここ奈良県においても人口減少による地域の医療ニーズの変化や医療介護資源の厳しさなど、多くの課題を抱えています。
新病院の開設にあたっては、地域住民の命をいかにして守るのか?という共通目標を掲げ、10年近くかけて関係機関で話し合いを続けてきたそうです。
同時に地域の理解を得る努力も重ね、統合再編を成功させたとのこと。
開院後は「断らない病院」「面倒見の良い病院」を目指し、グループ病院や他医療機関、介護との連携を強め、在宅医療にも力を入れています。

統合再編にあたって、どこに病院をつくるかではなく、地域の医療をどうしたら守ることができるのかという観点が重要だと松本昌美院長が強調されていたことが印象深かったです。
我が千葉県の地域医療のあり方について改めて考えさせられました。