八ッ場ダム裁判 判決直前記者会見

10月23日(水)

午後1時30分から、県庁記者クラブで八ッ場ダム住民訴訟控訴審の判決
直前記者会見を行う。
ちょうど1週間後の30日(水)午後4時から、東京高裁101号大法廷
で判決言渡しがあるため、マスコミ各社に参加を呼びかけた。

今から9年前に1都5県の住民で一斉に住民監査請求を行い、
その後各地裁で裁判を提起し、現在は東京高裁で係争中である。

私たちの運動の論理的支柱でもあり、八ッ場ダムをストップさせる
市民連絡会の代表でもある嶋津暉之さんが、パワーポイントを使って
現状と問題点をレクチャー。

県庁記者クラブ会見

続いて、弁護団から裁判の経緯や進行についてお話いただき、
最後は原告の中村春子さんや村越啓雄さんが裁判を提起した思いや
これまでのさまざまな活動について、語った。

県庁記者クラブ2

この9年間、私たちの代理人である弁護団は報酬ゼロ、時には持ち出し
アリの手弁当で弁護活動を続け、原告もそれぞれの仕事や活動と並行して
裁判やストップさせるための活動を続けてきた。
無駄な公共事業への税投入阻止、次世代に自然環境の破壊や借金など
負の遺産を残さない、美味しい地下水を飲み続けたい等々、その思いは
さまざまある。

一時は政治決着に期待もしたが、他方で司法判断にも一縷の望みをかけて
ここまで共にがんばってきた。
ほんとうに裁判は時間も労力も相当かかり、市民にとってのハードルは
まだまだ高い。
この苦労が実を結ぶ判決を期待したい。