いんば学舎・オソロク倶楽部

3月8日(土)

先月25日(火)から6日間の一般質問に続き、6日(木)からは
予算委員会が開かれている。

今回は会派の小宮さんが予算委員となり、一日目に袖ヶ浦福祉センター
での虐待暴行事件を取り上げた。
森田知事に対し「事件を重く受け止め、知事自ら施設現場に足を運ぶべき
ではないか」と迫った。
ところが知事は答えず、担当課長があいまいな答弁をしただけ。
ご当人が答弁席に座っているのにもかかわらず、なぜ答えられないのか。
千葉県のトップ、最高責任者としての自覚があまりにもなさすぎる。
「県民の信頼を損ない、心からお詫びする」という答弁が空虚に響く
ばかりだ。

さらに「県としてどのように反省しているのか」という質問に対して
返ってきた答弁に絶句した。
「第三者検証委員会の検証結果を待って対応する」
これで本当に反省しているといえるのだろうか?
県自ら他人任せにせず、今回の事件を契機に膿を出し切らなければ
再発防止にはつながらないだろう。

今週は予算委員会の傍聴と並行して議案についてのさまざまな聞き取り
をし、帰宅後に夕食の支度や片づけを終えると時計は夜10時過ぎ。
昨日は県ネット情報紙の編集会議が夕方5時過ぎから8時近くまであり
9時過ぎに帰宅。
物理的な疲れに加え、精神的疲れがどっと押し寄せ、ほどなくダウン…。

今朝は回復したがこのままではいけないと思い、昼過ぎにリフレッシュ
かたがたお隣の印旛村にあるいんば学舎のオソロク倶楽部に出かけた。
オソロク倶楽部

オソロク倶楽部を運営するのは、社会福祉法人「印旛福祉会」。
理事長の菊池先生は佐倉にお住まいで先輩議員に連れられ、
ごあいさつに伺ったことがある。

こちらでは知的障害のあるメンバーがパン工房やレストランで
おおぜい働いている。
石窯で焼き上げるピザや畑で育てた有機野菜をつかったパスタも絶品。
お客さんが途切れることなく賑わっていた。
厨房やフロアも大忙し!
いきいきと楽しそうに働いているお店のメンバーの姿に大いに励まされ
元気をいただいた。
ほんとうに来て良かった!

オソロク倶楽部2

こちらは隣の棟にある森のギャラリー
オソロク倶楽部3
鮮やかな色彩とユニークな構図の作品たち(許可を得て撮影)

お手洗いのドアもキュート!
オソロク倶楽部トイレ

庭先には春の訪れを告げるクロッカスが
オソロク倶楽部クロッカス

こちらはギャラリーで購入したさをり織のトートバック
さをり織トートバック

「どんな方が作ったのですか?」と聞いたところ、「さをり織のところは
重い知的障害のある人でバックに縫い合わせたのは職員です」とのこと。
重い障害があっても生産的な活動をし、素敵な作品を創り出している。
日々の心無い出来事や諸々の雑事に追われている私よりもずっと心豊かな
日常生活を過ごしているのだろうなとしばし思い馳せた。

今ごろ袖ヶ浦福祉センターで暮らしている方々はどのような気持ちで
生活しているのだろうか。